- 可視光を使って室温でメタンを活性化する反応プロセス
北九州市立大学 国際環境工学部 エネルギー循環化学科 准教授 天野 史章
小間番号 | 展示 85 |
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出展概要
脱石油社会、低エネルギー社会の実現に向けて、室温においてメタンを光電気化学的に活性化させる新しい反応プロセスを紹介します。プロトン伝導性の固体電解質膜の両側にn型半導体からなる光電極と水素発生用の触媒電極を備えた膜電極接合体を調製し、外部から可視光や紫外光の照射が可能な化学反応装置を作製しました。アノード分極した酸化タングステン光電極に青色の可視光を照射しながらメタンを接触させると、反応生成物としてエタンが生成し、対極ではプロトンの還元によって水素が発生します。当日は開発した反応装置の展示も行います。
JST支援プログラム名称・期間
さきがけ「革新的触媒の科学と創製」「光電気化学的メタンカップリング」(平成27年度~平成30年度)