- 植物ホルモンを利用してタンパク質を発現制御する:オーキシンデグロン技術
国立遺伝学研究所 分子細胞工学研究部門 教授 鐘巻 将人
小間番号 | 展示 J4-16 |
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出展概要
植物はホルモンオーキシンを利用して、特定の細胞内因子を分解します。この分解経路をヒト培養細胞に移植することにより、植物由来のタグ配列(デグロン)を付加した因子を、オーキシン添加時に分解除去することを可能にするオーキシンデグロン(AID)技術を開発しました。タンパク質レベルで機能するAID技術を利用すれば、半減期30分以下で分解除去が可能であり、可逆的制御も可能になります。本技術の原理と創薬研究への応用を説明します。
JST支援プログラム名称・期間
さきがけ
「細胞機能の構成的な理解と制御」
「デグロン変異細胞創出のための基盤技術開発」
平成25年度採択