- 年間合成量1gからの挑戦!
拒絶反応を防ぐMPCポリマーの大量生産を実現 日油(株)
出展概要
高い生体適合性を誇るMPCポリマーは、太さが10~20mmもあった人工血管を2mmまで細くすることが可能など、医療の現場に画期的革新をもたらす発見でしたが、その反面、合成が困難で、1978年の初合成時の年間合成量は1gもありませんでした。
委託開発制度を利用した日本油脂株式会社(現:日油株式会社)の研究開発により、現在では高純度のMPCポリマーの大量生産が可能になりました。
MPCポリマーはコンタクレンズや人工関節などに利用されており、その応用範囲はますます拡がっています。
JST支援プログラム名称・期間
委託開発 (平成5~10年度)
リン脂質極性基を有するポリマーの製造技術