視点

知財教育と発明の創出

静岡県立大学 地域・産学連携推進室 産学官連携コーディネーター 鈴木 美帆子

2022年12月15日

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産学連携を進める上で知財は大事である。世の中や法律が変わりゆく中で、産学連携支援者として自身の知識のアップデートを心掛けているが、同時に学内教職員、経営陣への知財教育も重要である。コロナ禍で定期的な開催を先送りにしていた教職員対象の知財教育を先日開催した。今回は弁護士の先生に、大学知財の意義、特許の仕組みや手続きなどの基礎講義をお願いした。受講者は、発明を活発に創出する研究者もいれば、研究活動は活発だが特許はあまり経験のない研究者など知財への取り組み度合も様々であった。質疑応答の内容から、発明への意識の高い方もいた一方、しばらく開催しなかったことで基礎的なことも十分に学内に行き渡っていない現状も感じ、定期的な知財教育の大切さを痛感した。

私は学内の教員の発明相談にも関わっているが、全ての研究者に対し同様に発明の発掘をするには手が回らず、研究者自身には各自、論文発表とともに、当然のこととして特許も心に留めておいてほしく、そのために知財の啓発活動が大切だと改めて思った。

今はたとえ小さな発明と思えても、世の中にイノベーションをもたらす発明になるかもしれないという姿勢で、発明に真摯に向き合っていきたいと改めて感じた。