視点

高度化する研究推進業務

立命館大学 研究部 RARAオフィス 課長 矢野 均

2022年8月15日

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もう15年くらい前になるだろうか、産学連携で一緒に企業回りをしていた研究者と偶然再会して話に花が咲いた。まだURAという言葉が世に浸透していないころ、プレアワードを担当する職員はシーズハンターと呼ばれて「フットワーク」、「ネットワーク」という二つのworkを遂行できることが重視されていた。研究部に配属された職員は研究室を回っては必死にネタ探しをして、様々な研究成果や技術を産学連携や社会貢献に結び付けようとしていた。

現在はどうか。産学連携は人文社会科学系研究者が自然科学系研究者を巻き込んだ異分野融合研究事例が多数出てきており、まさに隔世の感がある。大学においても研究推進機能は大きく高度化し、共同研究からスタートアップまで視野に入れた多様な支援プログラムが整備された。職員も以前のように企業の窓口になるだけではなく、研究者が必要としている研究環境の構築に向けて、オーダーメイドで予算や人事を含めた最適な研究プロジェクトの立ち上げに奔走している。URAには前述した能力に加えて、「チームワーク」、「フレームワーク」を足した四つのworkを担えるスキルとセンスを有した人材が求められている。

高度化する研究推進業務、われわれはさらに進化していかなければならない。