視点

コロナ禍での感情を感じる力

羽村市 企画総務部 企画政策課 主査 平田 歩

2021年11月15日

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マスク着用が当たり前の生活となってから、1年半が過ぎた。

人は、生活の中で表情から感情や情緒を感じる力を身に付けている。マスクで顔の大部分が隠され表情がうかがいづらい中でも、多くの人がこれまでの経験から目や眉毛のちょっとした動きなどを基に相手の感情を感じようとしている。

コロナ禍で物心が付いていく子供たちはどうだろうか。

コロナ禍となった当初、乳幼児や子供たちの表情から感情を認識する力の低下やコミュニケーションが心配された。マスクを着けないでいるのは家の中だけ、マスクを着けない人との関わりは家族やごく近しい人に限定される中、表情から喜怒哀楽を感じる力を身に付けることの難しさは依然あるのだと思う。

一方で、コロナ禍が収束してマスクを着けない生活になったら、見えづらかった表情が見えるようになったら、マスクを当然として生活してきた子供たちには、情報過多となることもあるのではないかと考えた。

しかし、保育や教育の現場では、声の抑揚や身振りによって感情を表現することもなされているだろうし、子供たち自身が目に見える範囲での些細(ささい)な動きから、感情を読み取る力を備えているのかもしれない。

子供たち自身が、コロナ禍で、より繊細な力を身に付けているのだろうか。