視点

あらためてプラットフォーム機能を考える

新潟工科大学 地域産学交流センターURA 髙橋 正子

2021年10月15日

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対面で開催されていた展示会は、昨年からの新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴い、オンライン開催を余儀なくされたものも多い。コロナ禍以前、オンライン形式の試行的なイベントはあったが、現在では本格実施となっている。オンライン展示会のプラットフォームは、どの展示会でもおおよそ同様の機能を有しているが、ユーザーインターフェースの違いで機能を出展者や来訪者が使いきれない事案がある。これは、アクセス者のITツールの経験値やリテラシーの違いによるもので、苦なく活用できるガイドが望まれる。これを産学官連携プラットフォームに置き換えて考えると、立場の異なる関係者が活動するプラットフォームでは、互いの立場を理解しきれず、関係構築に進まないことがある。この状況解消の取り組み事例として、NICO(公益財団法人にいがた産業創造機構)は、企業の技術開発の相談を受けた際に、その事案について複数の研究機関が参集し、企業と技術的な議論をする「 技術開発HUB」という場を運営している。この場でのコミニュケーションが企業の挑戦意欲や技術開発課題の解決の一助になっている。この場の運営は、すぐに目に見える成果になりにくく、事前ヒアリングなど手間のかかる調整と思うが、立場の異なる関係者が共通認識を持って集う産学官連携プラットフォームとして重要な機能であると感じている。