視点

コロナ禍、1 年

一般財団法人浅間リサーチエクステンションセンター(AREC) センター長・専務理事 岡田 基幸

2021年7月15日

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前回、「視点」を執筆したのが、緊急事態宣言が発令された1年前の4月。コロナ禍の予想以上の長引きを改めて実感する。感染者数は一向に収まらないが、上田市のような地方の中小都市では、「密」の状況が少なく、命の危機が迫る感じではない。昨年と違い、学校は休校にならず、また、野球やサッカーなどの試合も、観客を制限し開催できている。

産学官連携支援の現場においても、遠方の大学の先生と、気軽にオンラインで技術相談ができるようになった。これまでは、初対面の先生にオンラインでの面談を求めることは、無礼極まりないと尻込みをしていたが、その気持ちも和らいだ。地域を超えた連携の新芽だ。

当方の主催のセミナーの多くは、オンラインでの開催となったが、コロナ前よりも参加者が増えている。確かに、自身もオンラインでの参加が増え、知識を得たり、情報と接する機会が格段に増えた。画面越しではあるが、コロナ前では出会えなかった方々とつながることができた。移住やUIJターン就職の希望者からの相談は順調に増え、最近は、首都圏からの企業移転の話も多い。リゾートワークやテレワークについての、地方からの情報の発信も充実してきた。アフターコロナ、ウィズコロナ、地方の時代の幕開けだ。