視点

メトロノームの同期現象から考える

福岡大学 産学官連携センター 産学官連携コーディネーター/客員教授 中川 普巳重

2021年3月15日

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動く台に複数のメトロノームを乗せバラバラに動かしたものが、時間の経過とともに徐々にそろい始め最後にはすべてが同期するという現象を見たことがあるでしょうか。台もメトロノームも振動しており、互いに影響しあい最終的には一つの振動となります。この同期現象のメカニズムは私たちの日常生活の中でも見かけることができるのではないでしょうか。

「台」が「場」であり「メトロノーム」が「人」だとしたら、私たちは場の影響を受けながら暮らしていることになります。職場、家庭、自然、満員電車、カフェなどどんな場の影響を受けていますか? 新型コロナウイルスが感染拡大している「場」からどのような影響を受けていますか? 不安やストレスを感じる人もいるでしょう。今置かれている環境で何ができるかを考えようと思う人もいるでしょう。「イライラする人のそばにいるとイライラが伝播する」、「あの人に会うといつも元気をもらう」、などと感じたことはありませんか?

同じような振動(周波数)の人同士が集まる傾向にある、振動が強い人に弱い振動の人が引っ張られる。そう考えていくと、場にも他者にも影響を受けず、いかに高く強い周波数を維持するかが大事だと思うのです。さらには、同期現象のメカニズムを使って、新型コロナウイルスのない新しい世界を地球上の人たちみんなでイメージしたとき、その意識は大きな力となってイメージした現実を創り出すのではないかと思います。ワクワクご機嫌な振動で周りの人が元気になりますように。