編集後記

苦手意識を克服するために

本誌編集長 山口 泰博

2021年1月15日

  • Twitterを開く
  • Facebookを開く
  • LINEを開く
  • 印刷ボタン

新型コロナウイルスの影響で、昨年4月に出された緊急事態宣言。その後、徐々に記事の確保が難しくなったが、秋ごろから少し取材に出られようになり、直接対面取材が数件できて少し安堵したばかりだった。やはり対面でのコミュニケーションはスムーズでいいと一息ついたところだった。ワクチンの開発も進み、コロナの収束も近いのかと期待した。しかし感染者が増え続け、年明け早々に緊急事態宣言が再び発せられた。

昨年4月から、業務以外の外出といえば、近所のスーパーへの買い出しや海岸の散歩と稜線を眺めるくらいだ。レジャーは映画を2~3本見ただけで、家に閉じこもっている状態だ。観客を減らしての東京五輪開催も期待したが、夏に開催できるかどうかは怪しくなってきた。外出制限やコロナ対策で、行動や情報収集の手立てが削がれることは辛いことだが腰を据えて堪えるよりほかない。

Zoom(ズーム)によるリモート取材や打ち合わせは便利な点もあるが、ライブで生活してきた身としてはできれば対面のほうに軸足を置きたいところだ。考えてみれば、在宅勤務も当初は懐疑的だったが、慣れてしまえば、通勤時間がないぶん効率が良く、問題なく仕事ができるようになった。何と言っても、1時間以上寝坊ができるのがうれしい。

これまでこうだったからと変化を嫌がる自分を見つめ直し、いっそのことリモート取材の苦手意識を克服するために、ズームだけでこの1年を乗り切るのもいいかもしれない。要は慣れなのだ。