視点

コロナ禍によるパラダイムシフトの渦中にいることを自覚する

羽村市産業環境部産業企画課 平田 歩

2021年1月15日

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新型コロナウイルスが世界に蔓延した2020年という年は、数年後、数十年後、数百年後にどのように語られ、歴史にどのように記されるのだろうか。

コロナにより、パラダイムシフトが加速していることは間違いない。

オンラインによるコミュニケーションが日常となり物理的距離に関わらずネットワークを維持できるようになった。一方、物理的な活動が低減することにより「偶然」が起きることが少なくなったのではないだろうか。

スマホ(スマートフォン)の登場から生まれたものやなくなったものがあるように、コロナにより、新しく生まれるもの、役割を終えるものがあるだろう。

ヒト・モノ・カネ・情報がグローバルに行き来する時代だからこそ、ウイルスは世界中に蔓延し、各国の感染状況やワクチンの開発状況を世界中が共有し、各国のリーダーシップと世界のパートナーシップに注目している。SDGs(持続可能な開発目標)の考え方が浸透し、「世界が一丸となって未来のために乗り越えるべき課題が目の前にある」ことを、自分ごととして考えるようになった。

しかし、見方を変えると、各国の感染状況やワクチンの開発状況は競っているようにも、豊かさや技術力の優位性を誇示しているようにも見える。今後の治療薬や医療技術の獲得、停滞した経済活動や教育の再開のエネルギーなど、世界の格差が広がり深刻化していくことが予想される。

未来からは2020年がどう見えるのか。パラダイムシフトの渦中にいることを自覚したい。