編集後記

キャラクターが死んでしまうリモート取材

本誌編集長 山口 泰博

2020年08月15日

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ビデオ通話アプリによるリモートで取材した原稿を8月号で初めて出稿しました。メリット、デメリットはあるものの、当面はこのスタイルで取材しコロナが収束したとしても選択肢として定着しそう。

リモート取材をして感じたメリットは、移動時間がないことから、大阪と東京の取材先関係者が、気軽に会することができたこと。

一方、取材する側は、撮影できない。取材先やその場の空気を感じることができないので感覚を表現できません。接続の不安定さや会話のキャッチボールが滞るのもストレスです。

双方でのメリットは時間と交通費節約で、デメリットは、同じ空間で顔を突き合わせないことから、目を見て会話できないので、「人コミュニケーション」の希薄さによってそれぞれの印象に残りにくいのではないでしょうか。人間関係の構築が難しいことは、取材する側の性格や性質、その特徴を通じた取材にならないのでキャラクターを発揮できません。その結果、文章表現も画一的になってしまいがち。回数を重ねて試行錯誤し、突破口を探し出すしかなさそうです。

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