視点

未来に立ち向かうために

静岡県立大学 地域・産学連携推進室 産学官連携コーディネーター 鈴木 美帆子

2020年08月15日

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新型コロナウイルスの感染脅威が続く中、豪雨による大災害が追い打ちをかけた。医療従事者をはじめ様々な職種の方々のご尽力に心から感謝するとともに、現在の医療や科学の限界も感じた。

産学連携という側面からは、この課題を乗り越えるために、知識や技術を結集させ、全国で迅速で様々な取り組みや新たな開発の声も聞かれた。社会貢献のため、大学特許を一定期間、無償開放することを決めた大学もある。前向きで熱意ある姿勢は、周りに活力と乗り越えていく勇気を与える。

本学においても、企業や行政から新型コロナウイルスに関連した技術相談や新しい生活様式に沿った商品開発に関する相談を多く受けている。また、国や自治体では緊急の課題募集も多く行われている。重症化した方の中には、基礎疾患を有する人も多くいたことから、常日ごろからの健康的な体づくりの重要性も改めて言われている。健康維持という面でも、さらなるアプローチができそうだ。

今は、企業や行政との産学連携の打ち合わせも9割はウェブを活用している。ウェブでの面談は、表情が分かりづらく、意思疎通を図りにくいなど不便を感じるときもあるが、その部分をメールや電話でのコミュニケーションにより補完し、信頼関係や誠実さを大事にしていきたいと感じた。産学連携も今まで通りとはいかず、新しい工夫が必要だ。人類は何度も様々な危機を乗り越えてきた。今回も、きっと乗り越えられると思う。

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