編集後記
コロナ禍で特別編集
本誌編集長 山口 泰博
コロナ禍で、本誌の編集環境も様変わりしました。5月までは完全テレワークでしたが、6月から原則週2回出勤です。
原稿など文書、印刷物などでは、短文はいいとしても長文は机いっぱいに広げて校正しないとパソコンの狭い画面では間違いに気付きません。全体のレイアウトも一覧性を欠いて紙で見たときとの印象が随分違って見えてしまいます。色校正も現物でなければ意味がないのです。だからそのときは出勤せざるを得ないので、プリンターで印刷できない歯がゆさを感じます。
また移動制限の影響で取材はストップ。寄稿いただくにも依頼先ではコロナ対応のため原稿が思うように集まりません。テレビ番組を見ても、ニュースは別にしてほとんどが再放送や再編集で、収録やロケが滞っていることが見てとれます。このごろ一部のドラマ撮影が再開され始めたようですが、感染症対策を念入りにする負担が増えています。
本誌も同じように影響を受けています。そこで特別編集を構成し産学官連携ジャーナルと検索するとウィキペディアにも掲載できるほどの内容に? なったかもしれません。かなりの文章量と作図で、吐きそうなくらい疲れましたが、内容はいつになくキレキレです。
7月から本誌ウェブサイトを全面リニューアルしたことにも触れました。創刊以来、初めてのことです。
同じような企画を機械学会誌からインタビューを受け共同企画のような内容になりました。
2020年7月目次
- 産連PLUS +
- リポート
- 研究者エッセイ
- 巻頭言
- 視点
- 編集後記