編集後記

AI人事

本誌編集長 山口 泰博

2020年02月15日

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作家の橘玲氏が自身の著書やメディアで、働き方をクリエイターとスペシャリストとバックオフィスの三つに分類している。クリエイターの特徴は会社員ではない。対してバックオフィスは、雇用形態に違いはあっても全員がどこかの組織に所属し、その事務を発注・管理する会社がいる。スペシャリストはこの中間で、組織に属す人、属さない人もいる。スペシャリストとバックオフィスの扱いは、日本と世界では異なり外資系会社ではバックオフィスは時給業務だから収入に拡張性がないという。本業の記帳(事務)が仕事で、本業に直接関わる人たちは、バックオフィスを同僚だと思っていないそうだ。そして正規・非正規と分けるのは現代身分制だと断じている。

さて、デジタライゼーションが世界の潮流となる中、5G、量子技術、AI、ロボット...といった最先端技術は今後ますます社会に浸透していくことになり、それらは国の重要な戦略にも位置付けられている。そんな中、防衛省が自衛官の人事評価や異動に人工知能(AI)を活用する方針を固めた。国の機関では初だという。民間企業では、近年急拡大し採用にも広がっており遅きに失した感さえする。人事のAI活用は、スペシャリストやクリエイターよりはバックオフィスは比較的容易ではないだろうか。

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