国立研究開発法人 科学技術振興機構
Innovation Japan 2020 ~大学見本市 Online
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OPERA (大阪大学)
共創コンソーシアム名:酸化制御共創コンソーシアム
要時生成型亜塩素酸イオン水溶液MA-Tの活性化・制御による新興・再興感染症対策
分野薬学・化学・高分子化学・材料化学
展示概要

研究課題名

安全な酸化剤による革新的な酸化反応活性化制御技術の創出

プロジェクト実施期間

令和1年9月~令和6年3月

幹事機関、領域統括(所属)

大阪大学、井上豪(大学院薬学研究科)

参画機関(大学等、企業等)

大塚ホールディングス㈱、マイクロ波化学㈱、日本電子㈱、㈱マンダム、㈱エースネット、アース環境サービス㈱

めざす未来

要時生成型亜塩素酸イオン水溶液MA-Tは、欧米における水の消毒薬としても利用されている亜塩素酸ナトリウム中の僅かに生成する化学的に高活性な化学種を、人体にとっても安全な触媒によって活性化し、菌やウイルスに対しても有効性を発揮するよう開発された液剤です。多剤耐性菌アシネトバクターや新型コロナウイルスであるSARS-COV2に対して有効性を発揮したことから、全世界の院内感染で問題となっている多剤耐性アシネトバクターを制御するための臨床試験を通じ、世界を新興・再興感染症から安全に守り、安心できる社会の再構築を目指します。

研究のポイント

要時生成型亜塩素酸イオン水溶液MA-Tの主成分である亜塩素酸イオンの水溶液が僅かに含む化学的に高活性な化学種を、酸、光、温度、マイクロ波など様々な方法で活性化し、その活性化の度合いを制御されすれば、超高難度の化学反応といわれた気体燃料であるメタンから液体燃料であるメタノールやギ酸への変換反応も可能であることが判明しています。合成化学、高分子化学、分析化学にまたがる幅広い分野の応用展開が可能になる一方で、ヒトに対して安全な範囲で活性化すれば除菌・消臭剤のほか農学、薬学、医学への応用も可能です。亜塩素酸イオン水の活性化制御法を種々検討し、様々な応用化を目指しています。

ここがすごい

要時生成型亜塩素酸イオン水溶液MA-Tは、人に対しても高い安全性が確認されており、ほぼ日本の航空機の全てで採用され、除菌消臭後すぐに新たな乗客を搭載することができるほか、羽田国際線ターミナルにある100ヵ所以上のトイレで常時噴霧されています。このMA-Tが、新型コロナウイルスであるSARS-COV2を99.98%死滅させたほか、N95のマスクの再生にも有効であることが判りました。世界中で院内感染が問題となっている多剤耐性アシネトバクターの制御にむけてAMEDの「地球規模保健課題解決推進のための研究開発事業」にも採択され、臨床試験にむけて準備しています。

企業への一言

酸化制御コンソーシアムで得られた知財を様々に応用化し、社会実装の実現にご協力頂ける企業様を探しております。

図1. OPERA全体像 / Fig. 1. Overview of OPERA

平成31年度(令和1年度)採択された酸化制御共創コンソーシアムの全体像を示しています.(https://co2oc.jp/)

図2. OPERAで追究する学理 / Fig. 2. Academic principles studied by OPERA

使用する目的に応じた亜塩素酸イオンの活性化制御法を変え、種々の研究開発を進める予定です.

図3. 種々のウイルスに対するMA-Tの効果 / Figure 3. Effect of MA-T on various viruses.

MA-Tを含む溶液に1分間接触させたときの不活化効果.新型コロナウイルスを含む各種ウイルスに対して高い効果を確認しました(大阪大学微生物病研究所 松浦善治教授らが実証).

図4. MA-Tを活性化し、化学反応に応用した例. / Figure 4. An example of the activation of MA-T and its application to chemical reactions.

21世紀のドリーム反応と呼ばれるメタンの酸化反応が常温・常圧下で進行しましたが、高分子の表面でも進行します.

お問い合わせ先

大阪大学

メールアドレス:t_inoue@phs.osaka-u.ac.jp

住所:〒565-0871 吹田市山田丘1-6 薬学研究科 創成薬学専攻 生体構造機能分析分野

電話:06-6879-8205  FAX:06-6879-8205  

URL:https://co2oc.jp/

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