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研究成果最適移転事業 成果育成プログラムB(独創モデル化)

平成15年度実施課題 事後評価報告書



平成17年1月
科学技術振興審議会技術移転部会独創モデル化評価委員会


1. 評価の概要
 本報告書は、科学技術振興機構の研究成果最適移転事業 成果育成プログラムB(独創モデル化)(以下、本事業と呼ぶ)について、科学技術振興機構に設置された評価委員会によって実施した事後評価結果である。
 今回の評価対象となった平成15年度実施68課題(うち継続実施10課題)についての評価の概要は次のとおりである。

(1) 実施した68課題中33課題(うち継続実施10課題中7課題)が、モデル化目標を達成できたと評価された。
(2) 企業化の可能性についても実用化レベルに近いと評価された課題が19課題あり、また1課題は実用化に成功した。 
(3) 実施68課題のうち、15課題から新たな特許出願が19件(うち継続課題3課題から4件の特許出願)行われた。
(4) 平成15年度には、企業の研究開発へのインセンティブを高めるため、継続してモデル化を実施すべき課題(継続実施課題)を10課題選考し、モデル化を継続実施した。その結果、新たな開発目標をかかげ意欲的に開発を進め、実用化に近づく成果が得られ、近い将来の商品化が期待される。平成15年度実施課題においても継続実施による支援により効果的な開発が期待される課題もあったが、事業予算の大幅な縮減により採択は行わなかった。
(5) 実施課題については、実施期間終了後も研究開発の継続状況を把握し、機構の他の制度の活用や製品のユーザー・研究開発のパートナー紹介等を積極的に行うことが重要である。

※継続課題・・・ 平成14年事後評価において良好な結果が得られ、継続による効果的な結果が見込まれる10課題について、1年間の継続実施を行ったもの。

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