初代創発PO研究体制

創発研究者(2022年度採択)

ら行

REITER Samuel

合田パネル

頭足類の行動神経科学から明らかにする睡眠の一般原理
General principles of sleep revealed through neuroethology of cephalopods

人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2つの睡眠段階がある事は良く知られていますが、そのメカニズムと機能については不明であり多くの仮説が存在しています。最近、私達はタコが同様の2段階睡眠の行動を進化させてきたことを発見しました。本研究では、眠っているタコの脳の行動を詳細に分析し、頭足類と脊椎動物の睡眠の類似点と相違点を明らかにする事により、動物全体の睡眠の一般原理を理解することを目指します。

LAOHAVISIT Anuphon

阿部パネル

植物におけるキノン受容の分子機構の解明
Molecular mechanisms of quinone perception in plants

植物が外的・内的刺激を感知し、適切に応答する過程において、キノン分子が重要な役割を担っていますが、そのメカニズムは未解明でした。私は最近、植物のキノン受容体の同定に成功し、分子メカニズム解明の端緒を拓きました。そこで本研究では、陸上植物においてキノンが担う役割を明らかにすべく、キノンシグナル伝達機構の解明を目指します。更に、有用なキノン誘導体を合理的に設計し、農業への応用展開を目指します。

Researchmap 本サイトの研究者情報はResearchmap登録情報に基づき更新されます。