みんなの個性が動かす、デジタルの世界
都立富士高等学校・附属中学校 科学探究部物理班
9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 5階
出展レポート
提起した問い・目指した未来像
来場者に対し、「情報化が進む世界のなかで、あなたの個性をどう生かす?」という問いを提起した。本企画では、ゲーム制作体験を通じて、物理演算やプログラミングの基礎知識を教えながら、参加者自身にオリジナルのゲームを制作していただけた。また、タイピングが難しいお子さんなどに対しては、「デジタルスカイ」という展示を通じて、端末上で書いたイラストをモニターに投影することで、個性あふれた空をつくりあげることができた。今回の企画では、私たちの部活動で培ってきたデジタル技術を結集させることにより、年齢を問わず誰もがデジタル技術に触れ、自らの個性を表現できるような未来像を伝えることができたと考える。
参加者との対話から生まれた意見や気づき
主なターゲット層であった小学生や中高生からは、ゲームの細かな仕様等に関する想定外の質問が多かった。若年層ならではの柔軟な発想が飛び交い、ゲームというテーマが参加へのハードルを下げていることを実感した。また、その保護者の方々からは、「ゲーム制作に科学が深く関係していることがよく分かった」「子供のゲームへの興味を学習のきっかけにしたい」といった声が得られた。多くの保護者が、本企画の参加のしやすさを足がかりに、さらなる学びにつながるヒントを求めていることに気づかされた。そのほか、私たちと同じ学生団体の出展者とも交流を行い、部活動の運営や、科学オリンピックについて対話することができた。私たちの部活でも科学オリンピックへの参加を促進し、探究心や思考力の向上に繋げたいと感じた。
対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望
本企画に訪れた学生の方々は、多様な発想力に富んでおり、そのアイディアを今後の社会課題の解決へ生かす視点が重要であると考えた。そのため、今後の科学イベントへの出展では、来場者の方々に対し、「これからの情報化社会において、どのような課題があるのか」「その解決を目指し、どのようなデジタル技術を伝えるのか」といった目的をより明確にして話を進めたい。展示の意図を明確にすることで、同じ学生との間でも、事前知識なしで深い対話が可能になると考える。また、私たちも同じ学生としての立場から、部活動で培った技術をどのように社会へ還元できるのか、継続的に議論を深めていきたい。
当日の様子