513未来の技術でくらしが変わる

ダイヤモンドがセンサーに!?

量子科学技術研究開発機構

9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 5階

出展レポート

提起した問い・目指した未来像

今回の展示では、何かを問うことよりも、体験実験を通じて、来場者の自然科学への好奇心を育むことや、将来、研究者のような科学技術に関わる人材が増えるきっかけとなることを目指しました。そのため、パズル遊びとしてNV(窒素-空孔)ダイヤモンドの結晶格子模型の製作体験と本物の粒状ダイヤモンドの発光現象を観察するデモ実験を通じて、わずかな原子配列の違いによって宝石であるダイヤモンドが超高性能な量子センサーへと変化することを理解し、科学の面白さや不思議さを体感していただくとともに、研究者との対話を通じて、研究者をより身近に感じてもらうことに重点を置きました。

参加者との対話から生まれた意見や気づき

私たちの展示には多くのお子さん連れのご家族の方々、科学や科学教育に興味のある学生の方々に来場して頂きました。アンケートの結果から、多くの方々が私たちの展示を面白く、楽しんでいただいたことがわかりました。また、パズル遊びとして参加した子どもたちも、完成した結晶模型をきっかけに興味や関心を広げ、模型制作にとどまらず、発光現象の観察にも積極的に参加していました。このことから、実際に手で触れ、目で見て体験することが理解を深め、新たな好奇心を育む上で重要であることを改めて認識しました。一方で、量子センサの原理や発光現象の説明は、一部の小学生には難解で、説明の仕方等については世代毎に工夫が必要とも感じました。

対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望

サイエンスアゴラは、様々な年代の方々と対話・交流できる貴重な機会であり、年代によって興味・関心を持つポイントや理解の深さが異なることを改めて実感しました。今回の展示は主に家族連れの方々を対象として企画しましたが、中高生を含む幅広い世代の興味・関心を喚起し、中高生の方々には将来の進路の一つとして科学技術分野を考えるきっかけとなるよう、今後も展示内容のさらなる充実を図っていきたいと考えています。

当日の様子