「モノとバーチャル」で学ぼう、進化する恐竜学
福井県立大学 恐竜学部
9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 4階
出展レポート
提起した問い・目指した未来像
・恐竜を研究することでどんな良いことがあるのかを知ってほしい
・古生物学の重要さを共有したい
・誰でも自宅でバーチャル上の博物館や大学施設を見学できるような技術がほしい
・古生物をよみがえらせて生きている姿を研究できるようになってほしい
・海外の博物館の様子を日本から見たり、日本の博物館を世界に発信したりすることがバーチャルを使ってできないか
・ゲーム感覚で気軽に生き物について学べる体験がもっと増えたらよいと思った
参加者との対話から生まれた意見や気づき
「恐竜学部知ってる!」「去年も出展してた!」など、学部について一定の認知度があることを感じた。
しかし、その一方で、学べる内容については、浸透しきっていないと感じた。例えば、恐竜が好きな小学生くらいの子を持つ親から、恐竜学部ではどのようなことが学べるのかという質問があり、「カメや鳥といった現生動物をはじめ、微化石も含めた恐竜以外の生き物について学ぶことができ、地層など地質的な分野の授業もあることから恐竜に限らず幅広い分野について実習も経験しながら学ぶことができる」という話をした。
恐竜が古生物学という、より大きな分野の一部であることや、古生物学が地球科学に根差した分野であることについて、あまり周知されていなかった。また、恐竜学を学問分野として意識していない参加者も散見され、根本的な普及の重要性が感じられた。
対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望
低学年(1〜2年生)ではVR操作に慣れるまで時間がかかる子もいたが、スタッフとの会話を通じて少しずつ理解し、体験を楽しむ様子が見られた。集中力の持続を考えると、5分前後の体験時間が良い印象であった。
3年生以上になると自分で操作を進められる子が増え、「この骨ちょっと小さい」「右と左が違う」といった観察が自然に出ていた。骨格の構造や方向を考えながら組み立てる姿勢が見られ、体験を通して“研究的な思考”に近い学び方をしていると感じられた。
体験後に「もう一回やりたい!」といった声が多く、短時間でも強い印象を与える展示になっていた。
恐竜以外の古生物に興味を持っている子供が多かった。また、鉱物なども好きで、もっと広い視点での興味の一つとして恐竜が好きな子もいた。
そもそも「恐竜の研究」の実態があまり知られておらず、漠然と恐竜の研究をしているんだなあという程度の理解にとどまってしまっているのではないかとも感じた。
古脊椎分野を専門としていない一般の方々に専門知識をわかりやすく説明することの難しさを感じた。
当日の様子