303見て・さわって・楽しく学ぶ

スノードームでクラゲをつくろう! 豊かな生物多様性

くらげ同好会

9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 3階

出展レポート

提起した問い・目指した未来像

生き物をよく知ることで、どのような新しい発見や可能性が生まれるのだろう?
また、生き物の多様な特徴や危険性を知り、私たちは自然とどのように関わっていけるだろう?
クラゲをはじめとする生き物の思いがけない特徴や多様性から、医療・研究・食などの科学技術や文化につながる新たな可能性に気づき、生物多様性の大切さや自然との共存について考えられる未来を目指しました。

参加者との対話から生まれた意見や気づき

・クラゲについて「知ってみると面白い」「意外と種類がある」「体のつくりなんて考えたこともなかった」「胃の数が4つじゃないミズクラゲが水族館にいたよ」という声が寄せられ、クラゲの多様性や体のつくりへの関心がうかがえました。
・クラゲに刺されて痛い思いをした人やクラゲを危険生物と認識している人でも、クラゲに興味を持ち、美しい、好きと肯定的に捉えていることが多く、クラゲに対し「痛い・怖いけど気になる・美しい・好き」という相反する印象が共存していることが分かりました。
・光るクラゲから生まれた光る繭の展示:クラゲの緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見を活かし作られた、蛍光するカイコの繭。見た人から、なぜ光るの?光るクラゲがいるの?不思議、きれいなどの声がありました。また、「繭から作った布を何かに活かせないか」「光る物質はGFPの他にもあるのか」「なぜオワンクラゲの光る物質を発見したことが重要なのか」といった質問や意見が寄せられ、生物学的な発見がさまざまな分野に役立つ技術につながることを知り、「自分だったら光る繭をどう使おうか」「これからどんな発見が生まれるだろう」と想像する姿も見られました。
・好きなクラゲに投票する「推しくらげ総選挙」:ミズクラゲの認知度・人気の高さが分かった一方、5種類の選択肢以外にもさまざまなクラゲの名前が挙がり、来場者のクラゲへの関心の高さと多様さがうかがえました。
・ワークショップ「スノードームでクラゲをつくろう」:身近な材料を使ってミズクラゲの生活史を再現しました。材料を見て「これは何かな?」「これで何を作るのかな?」と興味を示す子どもが多く、工作にも集中して取り組む様子が見られました。

対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望

幅広い年齢や知識・経験を持つ来場者との対話を通して、科学への興味や知識との出会い方は人それぞれであることを実感しました。特に低年齢の子どもたちにも、生き物や自然科学に興味を持つきっかけを届けることが重要だと思いました。
今後も、海洋生物やクラゲに関するさまざまな話題や研究を取り上げ、来場者それぞれの興味や知識を起点に、新たな疑問や発見につながる展示や企画を考案していきます。また、来場者それぞれの興味や気づきを共有しながら、互いの好奇心を刺激し、学ぶ楽しさや「自分でも発見してみたい」という気持ちを育む場をつくっていきたいです。
今回の出展の様子や推しクラゲ総選挙の結果については、後日くらげ同好会のnoteでも報告いたします。
https://note.com/kurage_doukoukai

当日の様子