学んで楽しむ科学体験! IoTと摩擦の日替わり体験展示
東京都立産業技術研究センター
9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 1階
出展レポート
提起した問い・目指した未来像
1日目の展示では、立ち仕事による身体的負担を軽減する装着型サポート機器を題材に、「科学技術は人々の働き方や生活をどのように支えることができるのか」という問いを提起した。
2日目の展示では、「摩擦」をテーマに、「私たちが日常で当たり前に感じている『滑る・滑らない』『触り心地が良い・悪い』といった感覚は、どのような科学によって説明できるのか」という問いを提起した。
両日の展示を通じて、科学技術や研究成果を専門家だけのものではなく、生活や仕事の中で身近に活用されているものとして捉えてもらうことを目指した。また、参加者一人ひとりが体験や対話を通じて科学に関心を持ち、社会課題の解決やより豊かな暮らしの実現に科学技術がどのように貢献できるかを考えるきっかけとなる未来を目指した。
参加者との対話から生まれた意見や気づき
1日目の展示では、多くの参加者に展示体験をしていただき、興味をもっていただいた。また、高齢化や人手不足が進む中で、科学技術による身体的負担の軽減への期待が大きいことを実感した。
2日目の展示では、参加者が予想と結果の違いに驚きながら、身近な現象の背後にある科学的な仕組みに興味を示していた。街中で活用されている摩擦の力についても、生活を振り返りながら認識することができ、科学を日常生活と結び付けて捉える機会となった。
また、どちらの展示でも、実際に体験しながら対話することで理解が深まり、参加者同士の意見交換も活発に行われたことが印象的であった。
対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望
今回の出展を通じて、最先端技術から身近な科学現象まで、参加者自らが体験し、考え、対話できる場を提供することが、科学への興味や理解を深めるうえで非常に有効であることを再認識した。
また、参加者の反応からは、単に研究成果を紹介するだけでなく、その技術や知見が社会課題の解決や日常生活の向上にどのようにつながるのかを示すことの重要性が見えてきた。
今回の人を支える技術や、摩擦のような身近な科学現象を題材に、より多くの人が科学技術を自分ごととして考えられる対話型・体験型の取組を推進していきたい。また、来場者から得られた多様な視点や意見を研究や広報活動へ還元し、科学と社会をつなぐ継続的な対話の機会創出につなげていきたい。