108いのち・からだ・医療のひみつ

抗菌薬が効かなくなる!? ~ストップ薬剤耐性~

内閣感染症危機管理統括庁

9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 1階

出展レポート

提起した問い・目指した未来像

薬剤耐性(AMR)について、ご存じでしょうか?
人の病気だけではなく、家畜や水産動物、ペットなど、私たちの健康や生活に不可欠な抗菌薬。
そんな抗菌薬が効かなくなってしまう未来が予想されています。

普段はなかなか考えることがない薬剤耐性(AMR)について、農林水産省及びJIHSの専門家のご協力の下、サイエンスアゴラを訪れるさまざまなバックグラウンドを持つ皆さんと対話し、訪問いただいた方だけではなく我々も”気づき”を得る機会を設けさせていただきたく、出展させていただきました。

今は当たり前に使える抗菌薬、不幸な予想を回避して、未来においても使い続けられる世界にするためにどうすればよいのか、ブースを訪れていただいたみなさまと意見交換させていただきました。

参加者との対話から生まれた意見や気づき

特に動物分野の薬剤耐性(AMR)対策については初めての出展だったので、「はたして興味を持ってもらえるのだろうか、楽しんでもらえるのだろうか」とおっかなびっくりだったのですが、ブース来訪者のみなさまには予想を超えて興味を持っていただき、まずはその点に感動いたしました。

また、私たちは慣れてしまっていて意識をしていなかったのですが、特に水産動物用の薬に関してはかなり“よいリアクション”をいただくことが多く、準備をしてきてよかったなと思いました。

なにより、私たちが予想をしていた以上に、訪れていただきました多くの方が“薬剤耐性(AMR)”という問題に関心を持たれ、また、動物の薬剤耐性に関する問題についても我が事ととらえ、ともすれば積極的に質問いただけたこと、これまで様々な団体の協力も得ながら行ってきた啓発活動が決して無駄ではなかったのだと、改めて気が付くことができ、大変感謝です。
今回のサイエンスアゴラを励みに、これからも薬剤耐性(AMR)対策に取り組んでいこうと、気持ちを新たにできました。

対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望

対話のために、私たちのブースでは“AMR対策感想・アイディアコーナー”と称して、ブースを訪れていただいた方にメッセージを書いていただくコーナーを設けました。
どのメッセージも、大変ありがたく、イベント終了後に早速、執務室の壁に飾らせていただいていたのですが、その中の一つ、「当たり前のことを当たり前に」というメッセージが、未来へのヒントになるかと思い、取り上げさせていただきます。
○○対策、と聞くと何か新しいことをしなければならないように思ってしまうのですが、薬剤耐性対策に関しては決してそのようなことはなく、“手洗いなどの基本的な感染症対策をきちんと行って病気にならないようにする”、“もし病気になってしまい抗菌薬などの抗微生物薬が処方されたら、医師・獣医師の処方のとおりきちんと飲む”といった、ともすれば“当たり前のこと”をきちんとやっていくことが重要になってきます。
「当たり前のことを当たり前に」を胸に、今後とも対策に取り組んでいきたく思います。
また、“こんどからもくるね”と書いてくださった方もありがとうございます。
役所の机に向かうだけではなかなか難しいリアルな対話の場としてのサイエンスアゴラ、大変ありがたく、叶うならば、また次の機会にも出展させていただきたく思います!
改めて、今回ブースに訪問いただき、コミュニケーションいただきましたみなさまに感謝です。

当日の様子