104見て・さわって・楽しく学ぶ

星を測ると何が見える? ~天の川銀河と系外惑星の探究~

赤外線位置天文観測衛星JASMINE検討チーム

9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 1階

出展レポート

提起した問い・目指した未来像

星の位置や動きを精密に測ることで、私たちはどこまで天の川銀河の過去をたどり、宇宙への理解を深めることができるのか。現在計画されているJASMINE衛星で目指す最先端の天文学研究と開発計画に触れることを通じて、宇宙や天文学への探究心や関心が広く社会の中で育まれ、未知の世界に挑む科学を身近に感じ、その挑戦を社会全体で共有していくようなつながりを目指した。

参加者との対話から生まれた意見や気づき

赤外線カメラで撮影した写真のプレゼントやステッカーの配布が、JASMINEを知ってもらい、対話を始めるきっかけとなった。すべての来場者がポスターをじっくり見るわけではない中でも、こうした体験や配布物を入口として説明を聞いてもらうことができ、JASMINEが目指す星の位置の高精度測定には驚きの声も聞かれた。また、搭載候補である国産赤外線検出器の展示に対しては、こういった開発で培われた技術が、今後、一般にも使われるようなセンサーに反映できるとよい、との意見も寄せられた。これらの対話から、科学的な成果だけでなく、体験や実物に触れる機会を通じて宇宙科学への関心を広げることや、宇宙科学のために開発される技術の身近な利用への期待もあることを実感した。

対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望

今回の出展を通じて、赤外線カメラによる撮影や実物の検出器、ステッカーなど、まず興味を持ってもらえる身近な入口、特に、実際に体験したり参加したりする機会を設けることが、宇宙や天文学について対話するきっかけになることを実感した。こうした対話を重ね、最先端の研究が何を目指し、どのような技術によって実現されるのかを伝えていくことが、宇宙や天文学への関心を持ち続けてもらうことにつながると考える。今後も、研究成果だけでなく、科学ミッションが実現に向けて進んでいく過程や、そこから生まれる技術も含めて社会と共有する機会をつくっていきたい。

当日の様子