つなぐ科学、ひらけ未来
理化学研究所
9月12日(土)10:00〜18:00、13日(日) 10:00〜17:00 テレコムセンタービル 1階
出展レポート
提起した問い・目指した未来像
理化学研究所(理研)は、最先端の科学技術をリードする自然科学の総合研究所として、研究分野を越えて研究がつながる「つなぐ科学」を推進し、新たな学知の創成と地球規模の社会課題の解決に貢献することを目指している。
今回、次世代を担う中高生や一般の方に向けて、研究の意義や面白さを伝えるとともに、社会課題の解決を自分事として捉えてもらうことを目指し、(1)「数理をつかおう」ワークショップ(2)「富岳」&「理究」~スパコンとAI for Science~(3)量子コンピュータを分解してみよう!(4)その実験、ヒトがする?ロボットがする?の四つの展示を行った。
※参考:理化学研究所ウェブサイト「サイエンスアゴラ2026」
https://www.riken.jp/pr/events/events/20260912_1/index.html
参加者との対話から生まれた意見や気づき
参加者から以下のような声をいただき、理研が取り組む研究と社会とのつながりや面白さを感じていただく機会となった。また、「(今後)注目してみたい」「期待している」といった声もあり、研究の進展への期待もうかがえた。
<参加者の声>
(1)「数理をつかおう」ワークショップ
・科学と社会の接点というテーマが興味深かった。
・今後、投票方式で結果が変わるため、投票方式に注目してみたい。
(2)「富岳」&「理究」~スパコンとAI for Science~
・GPU導入によりAI処理が高速化していることを学んだ。
・めったに見られないスパコンの内部が見られてよかった(実物公開への高評価多数)。
・富岳の総ノード数や処理速度などの数字について、すごいのだろうということはわかるが、数字が大きすぎて実感が湧かない。
(3)量子コンピュータを分解してみよう!(量子コンピュータVR体験)
・量子コンピュータを分解するのが楽しかった。
・機器の内部をVRで再現する仕組みは、実機がなくても整備・組立の練習に有用だと思った。
(4)その実験、ヒトがする?ロボットがする?(生物・実験自動化の展示)
・生命科学の研究現場で細かい作業をロボットが担えるようになっていることや、AIが成果を出しつつあることに驚いた。
・実験自動化ロボット「まほろ」の活躍で研究がより充実することを期待している(進展を期待する声が多数あり)。
対話を通じて得られた未来へのヒントと今後の展望
「研究内容が興味深い」「最先端の研究を身近に感じることができた」など、理研の研究の面白さや魅力を実感したという声が多く寄せられるとともに、今後の研究の進展への期待も寄せられた。本イベントは、最先端科学を紹介するだけでなく、研究者と一般の方とが直接対話し、科学と社会とのつながりを深める貴重な機会となった。
今回の対話から、科学技術の未来を考える上では、最先端の科学技術そのものや研究内容を分かりやすく伝えるだけでなく、それが社会や人の営みとどう関わるのかを実感できる機会が重要であることが見えてきた。
当日の様子