セッション中に描かれたグラフィックレコーディング

(PDF:1.26MB)
26-5E1010月26日(土)10:30-12:00
セッション
ムーンショット目標2の研究開発が目指す、「2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会」がもし実現したら、私たちの生活はどのような姿になっているでしょうか。日本科学未来館で行われている科学コミュニケータートークを題材に、2050年に実現しうる医療と社会をのぞいてみましょう。そして、それに対してあなたが感じた期待や不安をもとに、より良い「未来の医療」を研究者と一緒に描いてみませんか。2050年に社会の中心で活躍する大学生、若手研究者、企業の皆さんのご参加も大歓迎です。
国立成育医療研究センター・医事法制研究部・部長
ムーンショット目標2 課題推進者(合原PJ)
専門分野は、生命倫理政策、研究倫理。目標2がめざす超早期の疾患予測・予防に対し、これまで想定されていなかったELSI(倫理的、法的、社会的課題)の抽出、解決について研究している。ムーンショットに参加する他のELSI研究者と協力し、目標2をプロジェクト横断的に支えている。
千葉大学大学院医学研究院・人工知能(AI)医学・特任助教
ムーンショット目標2 研究参加者(松浦PJ)
京都大学大学院にて生態学を学び、博士号を取得。大学研究員等を経て、2016年に日本科学未来館の科学コミュニケーターとして入職し、感染症をはじめ生命医療に関わるイベントを企画・実施してきた。2021年より現職。松浦PJの川上英良先生の下、専門家と非専門家をつなぐ活動に取り組んでいる。
ムーンショット目標2 研究参加者(合原PJ)
異分野融合生物学研究室 (PI: 岩見真吾教授)において、疾が患進行していく“動態”を説明し、予測するための数理とA Iの融合アプローチの開発に従事。2023年米国リバモア国立研究所のデータサイエンスインターンシップへJST国際部からの派遣学生として参画。
日本科学未来館 科学コミュニケーター
来館者との対話活動やアクティビティの企画・運営を行っています。多くの人が「ここでは未来のことを語り合えるんだ!」と思える、そんな居場所づくりを模索中です。
未来に向けてより良い医療をつくるためには、みなさんからの率直な意見が欠かせません。ぜひ私たちと一緒により良い医療のあり方を考えてみませんか?
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・2050年に、超早期に疾患の予測、予防ができて、自分にとって、そして多くの人にとってより良い未来の医療が提供されている未来のすがた。 ・健康診断のすがたはどうなっている?
・体の状態を常に測られる。
・病気などの予兆を知らされる。
・生活習慣をアドバイスされる。
こんな未来が訪れたらどう思う?
・治る病気なら教えてほしい。
・精神的負担の少ない方法で教えてほしい。
・知りたい情報だけ伝えてほしい。
・代替案も示してほしい
・ウイルスを体の反応でグループ分け⇒早期の診断マーカーの発見へ
・診断データからがんの予兆をAIで見つける⇒体に負担の少ない検査へ
・未来の健康診断のために今から考えておくべきことは?⇒知りたくない権利も
・多くの人にとってより良い医療をどうつくっていくか⇒使う人がどう考えるか、研究者とユーザーの会話の機会が重要。考える機会を作り続ける
みんなで意見を出し合い2050年へ
・情報を知らされるとき、明るくポジティブに伝えてほしい!ストレスの少ない形が希望!
・与えられるだけだと考えなくなってしまうので、自分の頭で考えることもあわせて大切。
・どれだけ本当に病院に行かないといけないのか深刻度も示してもらえるとうれしい。
・子どもと親に示す情報は異なっていてほしい。子どもが鵜呑みにしないように、親だけが分かる情報など