実験1「光を分けよう!」
分光シートを使って光を分ける実験をおこないます。
白く見える蛍光灯の光も七色の光に分かれます。光の三原色である赤色,青色,緑色のLEDライトの光を混ぜて紫色,水色,黄色,白色の光を作り,これらの色が何色から出来ているかも実験で確認します。色の三原色と光の三原色の比較ができます。
実験2「備長炭電池を作ろう!」
備長炭を用いて電子オルゴールを鳴らす実験を行います。
食塩水をしみこませた紙で備長炭を包み、その上をアルミホイルで囲います。木炭はたくさんすきまに空気を保持でき、電気を通す性質があります。これを利用して電池を作ります。いろいろな電池の仕組み、性質を学ぶことができます。
企画提供者 | 日本化学会 普及交流委員会 |
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開催日 | 14日(土)・15日(日) 終日 |
会場 | D会場(東京都立産業技術研究センター)2階 研修室243 |
形式 | 実験・工作 |
URL | http://www.chemistry.or.jp/know/index.html |
備考 |
日本化学会の普及・交流委員会は11月14日(土)、15日(日)の2日間、お台場地域で行われたサイエンスアゴラ2015に参加、「君たちも化学者 ~光と電池の実験をしよう!」をテーマに実験教室を行った。「備長炭電池を作ろう」と「光を分けよう!」の二つの実験を行った。「備長炭電池を作ろう」では備長炭とアルミホイル、キッチンペーパー、食塩水で電池を作り、電子オルゴールを鳴らすことに挑戦した。また「光を分けよう」では分光シートを使い、蛍光灯やLEDライトの光を見ることで、光の三原色を実験で確認、色の三原色と光の三原色の違いなどについて学んでもらった。
参加した幼稚園生から小・中学生は皆さん白衣を着用、一日化学者として実験と考察に取り組んだ。実験の結果に「オルゴールの音が聴こえた」、「あっすごい、光の色がいっぱい見える」など声を上げて報告していたのが印象的であった。電池や蛍光灯など身近な生活のなかにさまざまなサイエンスがあり、役立っていることを知ってもらう機会を提供できたと考えている。