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最終更新日時 2011/11/17 15時32分
Sb-54 (b-3) 時間枠出展:サイエンスショー・上映・演示
クラシックな科学映画の世界へようこそ
主催
科学映画を観る会
共催等
〔協力〕岩波映像(株)
まだ11月なのに「雪」が出来ちゃうってホントウ? 空気をウ~ンと冷やしていくと、空気中の水蒸気が凍って小さな氷、「雪」ができます。「雪」が生まれてくるところは、顕微鏡で見ることができるんです。でも、もっと目を近づけて…、雪の結晶が少しずつ成長していく世界を映画のスクリーンで見てみませんか。
日時
11/20(日)12:45-14:15
会場
産業技術総合研究所臨海副都心センター別館 11階 多目的室
内容
★50年前、科学好きの子供たちが熱中したテレビ番組
昔むかし「たのしい科学」という科学教育番組がありました。テレビ放映が始まって間もないころのことです。当時、同じ時間帯に放映されていたのは月光仮面。小さな子ども達は、正義の味方の活躍に胸を躍らせましたが、科学少年が釘付けになったのは、「たのしい科学」という番組でした。この番組を制作したのは岩波映画製作所。手作りの実験装置や模型で、子ども達が納得できるように科学の基本や科学史を取り上げ科学への夢を広げてくれました。この岩波「たのしい科学」の番組はサイエンスコミュニケーションのはしりともいえます。

★科学映画を“実感”するってどういうこと
この企画では、岩波「たのしい科学」の映画〈津波〉と〈雪の結晶〉を紹介します。すぐれた科学映画には、「なぜだろう」と思う現象の背後に、自然の法則が成り立っていることを気付かせてくれる力があります。「なぜっ?」と思ったことに仮説を立て、実験で確かめる、そんな手法が岩波「たのしい科学」の至る所に登場します。
私たちは、みなさんに「たのしい科学」の映画をただ見るだけでなく、“実感”していただきたいと考えました。そこで映画をいったん止めて、みなさんに自分の考えで予想して頂き、ときにディスカッションを交えて、結果を確かめて頂いたらどうだろうと考えました。
映画の“実感”体験、うまくいくでしょうか。サイエンスアゴラ2011「クラシックな科学映画の世界にようこそ」の企画に参加して頂くあなたといっしょに試してみたいと思っています。

★〈津波〉:なぜ、津波はあのように大きな破壊力を持つのでしょうか、それは〈津波〉の波が普通の波とは違う性質を持つ波だからです。1960年チリ地震で発生した津波を取り上げ、波の性質を実験で見ていきます。(DVD「災害の科学」岩波映像(株)として復刻予定)

★〈雪の結晶〉:「雪は天からの手紙である」といった中谷宇吉郎博士。中谷博士の研究映像から、雪の結晶の成長の様子がわかります。雪の結晶づくりの実験やルーペで雪の結晶がピコッピコッと成長するところも観察します。

★岩波映画「たのしい科学」は239本の映画(16mmフィルム)として残されています。このうちおよそ40本は有志のはたらきかけにより、DVD岩波「たのしい科学教育映画シリーズ」監修牧衷 制作岩波映像(株)に収録されました。
主な登壇者など
長谷川 智子(台東区中学校理科教員)、櫻井 順子(埼玉県高校理科教員) 
参考URL
日本科学未来館 友の会イベントのご案内 「あなたもニュートン」岩波映画の理科教室 (2010/3/22) http://www.miraikan.jst.go.jp/friendship/event/100211224224.html 
事前申込
なし(自由に参加できます)
申込詳細
 
備考
 
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