JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

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SCENARIO 社会課題の解決を目指して

困窮する子どもたちを救う認定NPO法人カタリバの取り組み

2020年08月28日

シナリオを実現する

  • 主催:

    認定NPO法人カタリバ

解くべき課題

◆コロナ禍の影響による家庭の貧困問題
◆困窮世帯や社会格差に関わる課題
◆保護者の収入減・ストレス増による子どもへの影響

取組のポイント

◆Zoomを活用した無料のオンラインコミュニティサイト「カタリバオンライン」の開設
◆困窮世帯にはパソコンやWi-Fiを貸し出し、オンラインによる子どもの学習支援、および子どもと保護者にお弁当を配布するなどして窮状をサポート
◆食糧支援や給付金などの緊急支援では不十分だと考え、貧困の連鎖を断ち切るための「学び」を大切にしたアプローチを行う

取組内容

◆「あの子にまなびをつなぐ」プロジェクト(クラウドファンディング)は2020年6月22日~8月31日まで実施
◆オンラインを活用し、子どもと保護者との「顔の見える」つながりを構築
・パソコンやインターネットの使い方の研修。
・オンラインでの居場所支援・学習支援。
・課題を抱える子どもへの週1回の個別面談。
・保護者との電話相談、福祉相談。
◆子どもの理解や進度に合わせた学習支援
・個別に学習を進めていけるAI型タブレット教材「Qubena(キュビナ)」や、フィリピンの英会話の先生と楽しく英語を学べる「WAKUWORK(ワクワーク)イングリッシュ」を無料で提供。
◆オンライン環境のない子どもにはパソコンやWi-Fiを貸与
・400台のパソコンを貸与済み(8/15現在)
・家庭内に居場所のないお子さんには、感染対策に気をつけながらオンラインおよび電話でのサポートやお弁当の配布などを行う。
◆研究者と一緒に本プロジェクトの評価研究を実施
・研究者の方たちと一緒に経年評価を行い、エビデンスベースの現場改善を重ね、本取り組みが子ども支援や貧困改善の一助となるようサービス向上を目指す。

シナリオの関係者

認定NPO法人カタリバ 代表理事 今村 久美氏
NPO法人ETIC.

関連情報

「子ども 学習支援」に関する情報
「オンライン教材」に関する情報
「困窮世帯」に関する情報

お問い合わせ先

https://www.katariba.or.jp/contact/

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