JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

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SCENARIO 社会課題の解決を目指して

スマホカメラとAI画像解析でイチゴの生産作業を最適化

2020年07月08日

シナリオを実現する

  • 主催:

    株式会社美らイチゴ

解くべき課題

◆熟練した栽培技術を持つ管理者の不足
◆誰もが簡単にイチゴの収穫量を予測でき、病害虫を検知できる仕組みの確立
◆スマート農業技術の導入コストの高さ

取組のポイント

◆スマート農業技術を導入し、イチゴの栽培管理の効率化を目指す
・AIを用いた画像解析により、農産物の生育状況の確認作業の省力化を模索。
◆生育状況の判定に用いる画像取得に、スマートフォンのカメラを利用
・誰もが持っているスマホカメラを用いることで、小規模農家でも省力化できる。
◆解析精度の向上により、観光農園の来客数や卸売りのタイミングをコントロールし、機会損失の削減を目指す

取組内容

平成30年度農林水産省の補助金事業 「農業界と経済界の連携による生産性向上モデル農業確立実証事業における連携プロジェクト」の採択課題

◆スマートフォンとAIの画像解析技術によるイチゴの収量予測と病害虫の検知システムを開発中
・株式会社美らイチゴ(沖縄県)のイチゴ農園で、スマート農業技術の実証実験。
・株式会社オプティムがAI画像解析技術を提供し、協業により小規模農家にも簡易に導入できるソリューション作りを目指す。

◆AIによる判別と人間の目による確認を組み合わせた学習作業を実施
・農園から送信されたイチゴの画像をAIで解析し、虫や病気の発生を判別。美らイチゴのスタッフが判別の正否を目視で確認することを繰り返し、ディープラーニング。
・病害虫の種類は沖縄も本州もほぼ同じため、データの汎用的な活用が可能。
・収穫予測は、収穫1週間前のイチゴで70%以上の精度を目指している。

◆安価な画像解析技術の普及に期待
・身近なスマホカメラを用いることで、高額なサービスを導入できない農家でもAI画像解析の導入が可能。
・関連技術のオープン化や5G通信の開始で、さらなる低廉化・簡便化も期待できる。

シナリオの関係者

株式会社オプティム

関連情報

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「スマート農業」に関する情報

お問い合わせ先

株式会社美らイチゴ

info-it-agriculture@optim.co.jp

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