農業ICTは食品流通と連動して活用を!
2020年06月17日
- 主催:
亀岡孝治氏
三重大教授、食品工学の専門家で、農業分野でAI(人工知能)を使った先駆者。2020年3月をもって定年退職。
解くべき課題
◆農業の収益性
◆農業ICTの普及の低さ
◆「食産業の中の農業」という視点の欠如
取組のポイント
◆農家が消費者のニーズを把握する仕組み作り
・儲かる農業の実現には、流通から販売までのすべての部門から消費者情報を吸い上げる仕組みが必要。
◆情報を共有するためのプラットフォーム作り
・ICT(情報通信技術)などの活用。
◆データ駆動型のデジタル農業の実現
・農家が求める植物との対話のためのツールやシステムの構築。
取組内容
◆情報の共有による農業の産業化
・農業の収益向上のため、消費者情報の取得。
・農協の3部門(人材育成、情報、物流)で、双方向の情報交換を行うためのクラウド(インターネット上の情報アクセスサービス)の活用。
◆情報を共有できる食・農エコシステムのプラットフォームの構築
・研究機関での遺伝子情報から計算した品種改良、農家、食品メーカーなどの加工業者、宅配便などの流通業者、スーパーなどの商店、消費者が双方向的に情報を共有、マーケティングしたうえで農業を行えるプラットフォーム作り。
◆農産物の栽培管理技術の高度化に対応したスマート農業の実現
・IoT(インターネット情報による機器の自律動作など)、AI、ドローン、農業機械などを活用した農家が求める農産物管理のツールやシステムの開発。
シナリオの関係者
株式会社オプティム