未来の共創に向けた社会との対話・協働の深化

文字サイズ

Copyright © Japan Science and Technology Agency.

対話協働

2021年度
「STI for SDGs」アワード 
受賞取り組み紹介

デザイン思考をもとにSDGsの課題解決を目的としたロボット開発活動

団体名:追手門学院大手前中・高等学校 ロボットサイエンス部

<取り組み概要>

 本取り組みでは、生徒個人が解決すべき社会課題を特定し、ロボット学習やプログラミングを通じた解決法を形に結び付けるため、「共感→定義→概念化→試作→検証」をプロセスとするデザイン思考を意識した活動を展開している。これまでに温泉を活用した再生可能エネルギーシステム、CO2排出削減を目指した渋滞をなくす交通システム、流出重油回収システムやAIとの会話アプリなど、多様なシステムを開発している。

 多くの生徒が社会課題の解決に向けた取り組みを実施しているが、いわゆる調べ学習や提案にとどまる活動も多い状況の中で、問題の本質と解決手段を生徒と教師が一体となって深く考えながら活動している教育プログラムである。

  • (活動成果の一例:CO2削減を目指した新交通システム)
  • (活動成果の一例:盲導犬ロボット あいドック)
<受賞理由>

 本取り組みは、生徒自身が自主的に社会課題への関心を持ち、研究テーマを設定し、課題の原因と解決策について深く掘り下げた議論をしながら活動するという姿勢や、プロトタイプを必ず作る、先輩と後輩でチームを作るなど、教育プログラムとしても高いレベルで確立されている点が高く評価された。生徒自身の活動の内容に加え、社会課題をテーマに設定したSTEAM教育の好事例として他の教育現場にも広く周知したい取り組みであり、SDGs目標3、7および14の達成に貢献する取り組みとして、選考委員会において次世代賞にふさわしいと判断された。

  • (自分たちでテーマを決め、協力しながら「ロボット・プロジェクト」に取り組む)
  • (ロボットサイエンス部の皆さん)
<取り組み紹介動画>

取り組み紹介動画「部活で目指すSDGs」


受賞者による取り組み紹介(エコプロ2021 JSTブース内ミニセミナーにて)

ページの先頭へ