戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)は、総合科学技術・イノベーション会議が自らの司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野の枠を超えたマネジメントに主導的な役割を果たすことを通じて、科学技術イノベーションを実現するために新たに創設したプログラムです。
SIP では、10 課題が設置されておりますが、そのうちの1 つである「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」では、ICRT※等の新技術に基づくシステム化されたインフラマネジメントによる維持管理PDCA(Plan Do Check Action)サイクルを実現することにより、国内重要インフラを高い水準で維持管理し、魅力ある継続的な維持管理市場を創造し、そして、その成果を海外に展開する礎を築くことを目標として、研究を実施することとなりました。
2014 年度は、この目標の達成に向かって、研究開発が開始される年となります。
第1 回シンポジウムでは、今回採択となった研究開発を実施する研究者から、研究開発内容、目標、現場への適用イメージ、意気込み等について発表いただきます。当シンポジウムが、会場の皆様及び各研究開発チーム間の相互理解を深めるきっかけとなるとともに、今後の連携に向けた第一歩になればと思います。
皆様、どうぞ当シンポジウムにご参加いただき、「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」の具体的取り組みについて知っていただくとともに、今後の展開にあたっての積極的なご意見をいただけますよう、お願い申し上げます。
※ICRT:ICT(Information and Communication Technology)+IRT(Information and Robot Technology)
SIP「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」プログラムディレクター
横浜国立大学 先端科学高等研究院 特任教授
藤野 陽三
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