戦略的国際科学技術協力推進事業

平成22年度 日本−米国研究交流課題の募集のお知らせ

独立行政法人 科学技術振興機構(JST)では、研究者の国際的な交流を推進する「戦略的国際科学技術協力推進事業」を実施しています。本事業では、アメリカ合衆国と「ロボティクス」技術に関する研究交流の支援を実施することとして、今般、課題を募集いたします。

■概要

JSTでは、政府間合意等に基づく重要課題に関する戦略的な国際科学技術協力を推進するため、共同研究、研究集会開催の方法を有機的に組み合わせて実施することにより国際研究交流の促進を図ることを目的とした、戦略的国際科学技術協力推進事業を実施しています。

文部科学省より、アメリカ合衆国と「安全・安心な社会に資するための科学技術」の分野につき協力を実施するとの通知を受け、平成16年度より「安全・安心な社会に資するための科学技術」に関わる分野に関する研究交流を6年に亘り実施しています。

平成22年度は、「安全・安心な社会に資するための科学技術」の一分野である「ロボティクス」技術に関する日本−米国研究交流の具体的課題の提案を募集します。本公募は同分野で3度目の公募となります。

「ロボティクス」技術には、例えば次のような研究課題が考えられます。

① 社会ロボット学の研究
社会の各種場面(公共施設、教育現場、家庭など)におけるロボットと人との関わりに関する基本問題とその解決方法(異文化間での比較等)についての研究等。
② 災害対応と救済ロボットの研究
安全安心のための災害対応技術、移動能力/認識能力/通信能力/ヒューマンインタフェース等の固有技術、標準や共通プラットフォームの研究開発等。
③ 医療・リハビリロボットの研究
医療ロボットの高効率化・小型化技術,ヒューマンインタフェース技術、脳・身体およびその相互作用のモデル化技術、日常動作の支援技術等。

JSTは、米国の研究ファンディング機関である全米科学財団(NSF:National Science Foundation)と協力して、当該研究領域に係る日本−米国研究交流の新規課題の提案を募集します。なお、今回の募集では、米国側研究者がNSFから既に支援を受けているか、新規募集に応募している等の一定の条件を満たしているのを前提として、日本側研究者を支援するものです。
詳しくは、募集要項をご覧ください。


戦略的国際科学技術協力推進事業 研究交流のしくみ


■ 募集期間

平成22年11月12日(金)〜平成22年12月27日(月)午後5時

■ 募集要項

募集要項(PDF形式:302KB

■ 申請方法

日本側研究者は、府省共通研究開発管理システムから申請します。本システムを初めて利用する場合、所定の手続きが必要です。
本システムへは、 http://www.e-rad.go.jp/index.html よりアクセスできます。
申請の際、WEB上に必要情報を登録するとともに、WEB上から 申請書類(Word形式:125KB) をダウンロードし、記入してください。

■ 本件に関するお問合せ先

独立行政法人 科学技術振興機構 国際科学技術部 事業実施担当
石橋、波羅(はら)
TEL:03-5214-7375  FAX:03-5214-7379
E-mail: