イノベーションシステム整備事業

先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム

Creation of Innovation Centers for
Advanced Interdisciplinary Research Areas Program

人材育成

先端融合領域におけるイノベーションを担うために、大学等と企業の双方の現場において
必要とされる次世代の研究者・技術者等の人材育成を行う。

平成18年度採択
 国立大学法人 北海道大学 『未来創薬・医療イノベーション拠点形成』
http://www.cris.hokudai.ac.jp/cris/innovahome/index.html

イノベーションを加速する、日本の戦略の一翼を担うことを確信


名前 : Fayna Garcia Martin, PhD
所属 : 北海道大学大学院 先端生命科学院

出身国 : スペイン

Q:
拠点ではどのようなことに取り組んでいますか?(産学の機関や既存の学問領域を超えた取り組みを行っているか?)
A
私は、ポスドクの期間中に未来創薬・医療イノベーション拠点形成事業に参画し、他の分野や企業の研究者とともに多角的な研究に従事しました。私は疾患の診断や免疫療法のための新規複合糖質合成に興味があり、協働機関の住友ベークライト株式会社との共同研究で、我々のグループは糖鎖ペプチド固定化マイクロアレイプラットフォーム「Glycan Array」を開発しました。これを応用して、診断に利用できる糖ペプチドエピトープ候補を同定しました。
Q:
拠点に参加して感じたことをおきかせください。(他研究プログラムや研究室との違いなど)
A
未来創薬・医療イノベーション拠点形成事業は、大学と企業とをつないで社会に大きな影響を与えることのできる実際的な応用プロジェクトを実施することを可能にするとともに、学際的かつ革新的な共同研究を行えるような素晴らしい機会を私に与えてくれました。この事業が、創造的でイノベーティブな大きなインパクトのある研究プロジェクトに注力してイノベーションを加速する、日本の戦略の一翼を担うことを私は確信しています。
Q:
今後の目標をお聞かせください。(イノベーション創出に向けた目標設定がなされているか?)
A
私がイノベーション事業に参画していた間に評価に携わった抗体の結合を簡便で迅速に検出できる「GlycanArray」を活用して、私たちは抗MUC1抗体が認識する特異的エピトープを同定し、患者と健常者を識別することができました。私たちはこの現象を追究し、分子レベルだけでなくマクロな視点でもその機構を理解したいと考えています。これらの知見は将来の診断試験の開発に貢献するはずですし、私はワクチンの分野に進みたいと考えています。

患者さん一人ひとりに最適な医療を実現するという
イノベーション創出を目指して


名前 : Khin Khin Tha , MD , PhD
所属 : 北海道大学大学院医学研究科放射線生物医工学分野
出身国 : ミャンマー

Q:
拠点ではどのようなことに取り組んでいますか?(産学の機関や既存の学問領域を超えた取り組みを行っているか?)
A
本事業は、北海道大学と5つの企業が共同研究し、次世代医療・医薬の技術開発に取り組んでいます。私はメンバーの一人として、最新MRI技術を用いて、従来画像法では指摘困難な微細な病変や、早期生体変化を非侵襲的に検出することに挑んでいます。具体的には、高分解能と定量性を有する高精度な画像診断を可能とし、形態情報のみならず細胞・分子レベルでの生体機能変化を反映できるMRI画像法を提案することです。
Q:
拠点に参加して感じたことをおきかせください。(他研究プログラムや研究室との違いなど)
A
本事業の特徴は、異なる分野の専門家が密接に連携し、共同研究の活性化を計っていることだと思います。これまで私は同じ専門分野の研究者たちとのみ研究を進めていましたが、ここでは専門分野以外の研究者や学外・海外・企業の研究者と意見・情報を交換しています。そのおかげで、異なる視点からの意見や理論を聞くことができています。このことは、より質の高い研究成果に繋がると考えています。大変貴重な経験だと思います。
Q:
今後の目標をお聞かせください。(イノベーション創出に向けた目標設定がなされているか?)
A
今後の目標は、超早期の病変や細胞・分子レベルの生体機能変化の探索研究を引き続き行い、非侵襲的で患者負担の少ない高精度で最先端の画像診断技術を提案することです。そのことによって、腫瘍・病変組織内の不均一性や細胞・分子レベルの生体機能変化などを正確に検出し、患者さん一人ひとりに最適な医療を実現するというイノベーション創出を目指しています。