次世代加速器要素技術開発プログラム
(平成30年度で終了しました)

目的

先端学術研究から産業応用に至るまで広範な分野における研究開発を支える放射光施設や中性子線施設等の光・量子ビーム施設、先端高度医療を可能にする医療用加速器、高エネルギー物理学のフロンティアを開拓する高エネルギー加速器をはじめ、様々な分野において先端的な加速器が基盤技術として用いられています。これらの分野において、これまで実現が困難であった革新的な利活用技術を実現し、利用の裾野をさらに拡大していくためには、現状に比べ格段に高いビーム性能を有する次世代加速器の開発が必要となります。こうした次世代加速器につながる高性能化、小型化、省エネ・低コスト化、高効率化等を可能とする共通性の高い加速器要素技術としては、以下の4つの観点:
(a)次世代加速器開発における枢要な要素技術
(b)広範な分野で利用される次世代加速器に応用可能な要素技術
(c)常伝導/超伝導加速システムのいずれとも整合的な要素技術
(d)5年以内に開発・実証が見通せる要素技術
が挙げられ、これらを踏まえた要素技術開発に取り組むことが重要です。
そのため、「光・量子科学研究拠点形成に向けた基盤技術開発」事業において平成28年度に開始する次世代加速器要素技術開発プログラムでは、上の(a)~(d)に合致する要素技術に係る開発課題のうち、具体的な応用・展開先を含めて学界等における議論が先行的に進められており、かつ国際競争の観点からも優先度の高い課題として、「リング型加速器への電子ビーム等の高精度入射技術及びシステムの開発」に取り組みます。ここで開発される要素技術は、次世代の加速器実験施設においても、ビームの高品質化を図る装置の技術に適用可能なものであり、実験の高効率的な実施が可能となるとともに、コストの抑制にも資することが期待されます。

PO(プログラムオフィサー)

大垣 英明
京都大学 エネルギー理工学研究所 教授

採択プロジェクト

プロジェクト名機関名
革新的次世代リング加速器ビーム入射部の開発 理化学研究所

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