JSTトップ > 先端計測分析技術・機器開発プログラム > 採択課題 > 終了開発課題(ソフトウェア開発タイプ)

終了開発課題(ソフトウェア開発タイプ):17件

【最先端研究基盤領域】
3次元電子顕微鏡のための画像処理プラットフォームの開発
(平成23年度採択/開発実施期間:平成23年10月〜平成27年3月)
●チームリーダー/所属・役職
安永 卓生
九州工業大学
大学院情報工学研究院
教授
●サブリーダー/所属・役職
大野 国弘
(株)なうデータ研究所
代表取締役
●参画機関
(株)なうデータ研究所
●開発概要
3次元電子顕微鏡法のための画像処理プラットフォームの構築を実装します。昨今、電子線トモグラフィー法などの3次元電子顕微鏡制御ソフトウェアにとって、画像処理技術が必須の技術となっています。そこで、個々の電子顕微鏡制御ソフトウェアから、本プラットフォームで提供する画像処理API、およびネットワーク越しの画像処理依頼を実施できるものとし、制御ソフトウェアの共通化を行います。
MSスペクトルから糖ペプチド構造を推定するソフトウェアの開発
(平成22年度採択/開発実施期間:平成22年10月〜平成25年3月)
●チームリーダー/所属・役職
天野 純子
(財) 野口研究所
研究部 糖鎖生物学研究室
室長
●サブリーダー/所属・役職
高羽 洋充
東北大学
大学院工学研究科
准教授
●参画機関
東北大学
ペガサスソフトウェア(株)
●開発概要
これまでに独自のピレン誘導体化と新規プレートを基盤にした超高感度糖ペプチドMALDI−MSシステムを開発し、従来では検出困難であった20pgの糖ペプチドが測定可能となりました。本課題では、スペクトルから瞬時に構造を解明するソフトウェアを開発します。従って、糖鎖科学の専門家でなくても、どのタンパク質の、どのアミノ酸に、どのような糖鎖構造が結合しているかを決定することが可能であり、構造と機能の解明が容易になるので診断や治療に役立つことが期待されます。

バイオ蛍光法によるアスベスト自動計測ソフトウェアの開発
(平成22年度採択/開発実施期間:平成22年10月〜平成25年3月)
●チームリーダー/所属・役職
黒田 章夫
広島大学
大学院先端物質科学研究科
教授
●サブリーダー/所属・役職
河崎 哲男
(株)インテックシステム研究所
取締役
●参画機関
(株)インテックシステム研究所
(有)シリコンバイオ
●開発概要
これまでに開発したバイオ蛍光法によるアスベスト検出は、簡便な蛍光顕微鏡でアスベストの形態と物性の両方を捉えつつ、光学顕微鏡としてはこれまでにない感度でアスベスト繊維を検出する優れた方法です。本課題ではバイオ蛍光法をもとに、従来の目視による判定をバラツキのない自動判定に変えて、アスベストを迅速、かつ、誰にでも計測できるソフトウェアを開発します。これにより、解体現場でのリアルタイムなアスベスト計測を実現します。

生物発光リアルタイム測定解析ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成25年3月)
●チームリーダー/所属・役職
白木 央
中立電機(株)
FA事業部
取締役事業部長
●サブリーダー/所属・役職
石浦 正寛
名古屋大学
遺伝子実験施設
教授
●参画機関
名古屋大学
中部大学
(株)コーネット
●開発概要
これまでに開発してきた「生物発光リアルタイム測定法」は、遺伝子発現を生物発光として生きたままの細胞で連続的に自動測定する強力な生命科学の研究手法であり、遺伝子発現を極めて高い感度・精度・時間分解能で詳細にリアルタイム解析することを可能にします。本課題では、「生物発光リアルタイム測定解析ソフトウェア」を開発し、開発中の「生物発光リアルタイム測定装置」に搭載して本測定法をさまざまな目的に適用できるように汎用化することにより、「世界最強の遺伝子発現リアルタイム測定解析統合システム」を実現します。

HiCEP ピークデータベースの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
安倍 真澄
(独)放射線医学総合研究所
重粒子医科学センター
グループリーダー
●サブリーダー/所属・役職
湯野川 春信
(株)メイズ
代表取締役
●参画機関
(株)メイズ
●開発概要
未知のものも含む転写物の定量観察により、ゲノム情報の有無に係わらず全生物の網羅的遺伝子発現解析を可能にした方法(HiCEP法)を確立し、これまでその微量化、自動反応プロトタイプ機の作製など、高度化に取り組んで来ました。今回、HiCEP解析を行う多くのユーザーが、解析後、分取ステップなしに効率的にピークの遺伝子情報を入手できるように、ピーク配列のデータベース化およびその公開システムの構築を目指します。

光バイオプシー診断における超高速処理ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
大林 康二
北里大学
大学院医療系研究科
教授
●サブリーダー/所属・役職
池田 練造
(株)システムハウス
つくば事業所
所長
●参画機関
(株)システムハウス
●開発概要
これまでに3次元の立体光断層画像を動画で見ることができる計測速度の超高速光コムOCTの「生体計測用・超侵達度光断層撮像技術」を開発しました。本機器では、計測終了後にデータを解析して3次元動画を製作していました。実際の光バイオプシーの診断では実時間の3次元動画の表示が必要なため、本課題では超高速処理を可能にするソフトウェアを開発します。これにより、時間軸を含めた超高速実時間4次元光断層画像表示を実現します。

IMSによる土壌由来カビ検出データベースの構築
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
竹内 孝江
奈良女子大学
理学部
准教授
●サブリーダー/所属・役職
中村 義隆
(株)ダイナコム神戸開発センター
開発部長
●参画機関
(株)ダイナコム
名古屋大学
東邦大学
(独)産業技術総合研究所
●開発概要
古墳などに生育する土壌由来カビが放出する微生物由来揮発性有機化合物を、SPME/IMS装置で観測する場合に、検出されるスペクトルからカビの種類とカビの成長段階を識別するためのソフトウェアを開発します。特に、大気からSPMEにより濃縮された試料は混合物であり、このスペクトルから土壌由来カビのMVOCを分離・特定するソフトウェアを開発します。そのために必要な、カビの代謝機構・代謝物質の化学などの学術知見の統合化を行います。

超高温熱物性計測システム支援ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
塚田 隆夫
東北大学
大学院工学研究科
教授
●サブリーダー/所属・役職
島田 賢次
アルバック理工(株)
研究開発部
副部長
●参画機関
アルバック理工(株)
東北大学(多元研)
首都大学東京
学習院大学
慶應義塾大学
●開発概要
電磁浮遊法に静磁場を重畳した世界初の超高温熱物性計測システムの実用化のために、当該プロトタイプ機に搭載する支援ソフトウェアを構築し、ユーザビリティの向上を図ります。また、結晶製造や精密鋳造など高温融体が関連する高付加価値製造プロセスの基盤を支える融体の熱物性データベースを整備・拡充します。

超LSI 故障個所解析装置ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
中前 幸治
大阪大学
大学院情報科学研究科
教授
●サブリーダー/所属・役職
松本 徹
浜松ホトニクス(株)
システム事業部
専任部員
●参画機関
浜松ホトニクス(株)
(独)理化学研究所
(株)アストロン
●開発概要
これまでに開発してきた「超LSI故障個所解析装置」の実用化のために、CADデータおよび故障データベースを有効利用した故障個所絞込み支援ソフトウェア並びにユーザインタフェース(ソフトウェア)の開発を行います。ユーザビリティが高く、信頼性の高い解析システムに仕上げることを目的とします。さらに、故障解析装置の普及を促進するため、故障個所絞込み結果を標準化するプラットフォームソフトウェアの開発を行い、これに続く故障原因を追究する物理解析装置への円滑な連携を可能とします。

糖鎖による診断システム統合ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
西村 紳一郎
北海道大学
大学院先端生命科学研究院
教授
●サブリーダー/所属・役職
福島 信弘
サイエンス・テクノロジー・システムズ(株)
代表取締役社長兼技術部部長
●参画機関
サイエンス・テクノロジー・システムズ(株)
●開発概要
血清中糖鎖の定量的発現プロファイルに基づき疾患診断情報を与えるまでの一連の工程を全自動化する「全自動糖鎖プロファイル診断システム」に対する統合的なインターフェイスを有するソフトウェアを開発します。前処理・測定・プロファイル解析・疾患診断に関するアプリケーション群を実装した統合インターフェイスの開発、および測定機器とサーバー間のセキュアな通信を付加させた医療機器対応の診断システムの構築を行います。

質量顕微鏡法における空間特異的情報検出ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
松浦 正明
(財)がん研究会
ゲノムセンター情報解析グループ
グループリーダー
●サブリーダー/所属・役職
梶原 茂樹
(株)島津製作所
基盤技術研究所
主任研究員
●参画機関
(株)島津製作所
浜松医科大学
慶応義塾大学
関西医科大学
●開発概要
これまでに開発してきた質量顕微鏡により得られる膨大な質量と位置のデータから、応用面で重要と判断される空間特異的な質量情報を抽出するため、顕微鏡座標情報を利用して要約した質量情報を抽出するソフトウェアとこれら要約された情報を比較分析しやすい新規解析指向型データベースの開発を行います。さらに、空間情報を基に、顕微鏡画像に対応する領域特異的な質量情報、細胞特異的な質量情報、顕微鏡画像に対応しない空間特異的質量情報のそれぞれを自動的に検出できる検出ソフトウェアを開発します。

多孔性材料の細孔分布解析ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
宮原 稔
京都大学
大学院工学研究科
教授
●サブリーダー/所属・役職
仲井 和之
日本ベル(株)
代表取締役
●参画機関
日本ベル(株)
●開発概要
粉体材料・多孔性材料のマイクロ・メソ細孔径分布は主にガス吸着等温線から解析されていますが、これまでに日本ベル(株)は世界最高レベルのガス吸着等温線測定機器の開発に成功しております。このため、極めて広い範囲にわたる細孔径分布の評価が可能となり、その細孔径分布解析のための新規ソフトウェアの開発が急務となっています。本開発課題では、理論計算・分子シミュレーションを用いた吸着等温線計算プログラムを開発し、様々な材質・幾何学形状・サイズを持った各種細孔モデルに対する吸着等温線のデータベースを作成すると同時に、そのデータベースを用いて実測の吸着等温線から多孔性材料の細孔径分布を精密に解析するためのソフトウェアを開発することを目的とします。

トモグラフィー電子顕微鏡用ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
森 博太郎
大阪大学
超高圧電子顕微鏡センター
教授
●サブリーダー/所属・役職
古江 基樹
(株)国際バイオインフォマティクス研究所
代表取締役
●参画機関
(株)国際バイオインフォマティクス研究所
大阪大学(情報科学)
大阪工業大学
●開発概要
電子顕微鏡トモグラフィーが生命科学や材料工学の研究分野で活用されていますが、これを医療や工業分野で汎用化するため、トモグラフィー専用電子顕微鏡に搭載する立体ナノ構造の可視化ソフトウェアを開発し、立体組織の高速可視化を目指します。

赤外線カメラを用いた二次元可視化熱分析用ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
森川 淳子
東京工業大学
大学院理工学研究科
助教
●サブリーダー/所属・役職
山崎 精二
三幸電子(株)
代表取締役
●参画機関
三幸電子(株)
セキテクノトロン(株)
●開発概要
これまでに赤外線カメラを温度センサーに用いた熱伝導率測定装置並びに二次元示差熱分析装置を開発してきました。温度画像を高速で得られるメリットを生かし、顕微レンズを用いることで微小試料について、従来にはない高感度熱量変化測定と熱の移動の様子が同時に観測できます。本装置を実用化するためには、データの取り込みと画像処理が迅速であること、各種の物性値に換算できること、安価なカメラにも適用できることなどが必要です。本課題では、可視化熱分析装置として、材料開発の現場で使用されるような安価で操作性の良い装置の完成を目標としたプログラムの開発を行います。

電子顕微鏡の高精度制御及び生体高分子結晶構造解析ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成24年3月)
●チームリーダー/所属・役職
米倉 功治
(独)理化学研究所 播磨研究所
米倉生体機構研究室
准主任研究員
●サブリーダー/所属・役職
富田 正弘
(株)日立ハイテクノロジーズ
ナノテクノロジー製品事業本部
那珂事業所
技術アドバイザー
●参画機関
(株)日立ハイテクノロジーズ
東京大学
(株)日立ハイテクフィールディング
●開発概要
生体分子の機能の解明、創薬への応用を目指し、試料ステージの高精度な回転制御が可能な電子顕微鏡システムを用いた、生体高分子の三次元微小結晶からの構造解析技術およびクーロンポテンシャル分布の可視化ソフトウェアの開発を行います。また、結晶作成の難しい生体超分子複合体、生体膜中の生理的な環境下における膜蛋白質、さらには細胞小器官などの不均一で複雑な試料の構造解析のため、低温電子線トモグラフィーの高精度で操作性の良い制御ソフトウェアを開発します。

多重磁気共鳴画像化支援ソフトウェアの開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成23年3月)
●チームリーダー/所属・役職
市川 和洋
九州大学
先端融合医療創成センター
教授
●サブリーダー/所属・役職
水田 幸男
日本電子(株)NM事業ユニット
NMアプリケーショングループ
グループ長
●参画機関
日本電子(株)
ランダムフラクタルシステムズ(株)
●開発概要
生体レドックス状態をはじめとする多重磁気共鳴画像を可視化する実用化装置において、一般の医学研究者が容易に操作可能な、画像処理・撮像計画作成ソフトウェアを開発します。機能画像抽出アルゴリズムを実装し、生体レドックス、組織酸素分圧、pHの機能画像化処理能と、可視化動物種・対象臓器・造影剤毎に最適な機能画像撮像計画を提示します。本ソフトウェアにより、実用化装置の有用性を高めることで、生活習慣病や癌などの病態解明と治療薬の画像解析が可能となり、新たな治療法の創出と人類の健康に貢献します。

【調査研究】   
電子顕微鏡のための画像処理サーバの構築をめざしたプラットフォーム開発
(平成21年度採択/開発実施期間:平成21年10月〜平成23年3月)
●チームリーダー/所属・役職
安永 卓生
九州工業大学
大学院情報工学研究院
教授
●参画機関
●開発概要
電子顕微鏡は、画像撮影がデジタル化され、その制御における画像処理が占める役割は大きいため、個別のソフトウェアに頼ることは電子顕微鏡技術の普及・発展の妨げとなります。同技術の標準化と普及のキーテクノロジーのひとつは、共通の画像処理アプリケーション・サービスを提供することです。一方、画像処理アルゴリズムは、持続的に進展しているため、持続的発展可能で能力の高いシステムが必要です。本課題では、導入が容易であり、かつ、発展性の高い電子顕微鏡に関する画像処理アプリケーションサーバ構築をめざしたプラットフォーム開発の実現可能性調査を行います。


△ページTOPに戻る