資料4

開発課題名「超高温熱物性計測システム支援ソフトウェアの開発」

(平成21年度採択:ソフトウェア開発プログラム)

チームリーダー : 塚田 隆夫【東北大学大学院工学研究科 教授】
中核機関 : 東北大学
参画機関 :  アルバック理工(株)
東北大学(多元研)
首都大学東京
学習院大学
慶應義塾大学
T.開発の概要
 電磁浮遊法に静磁場を重畳した世界初の超高温熱物性計測システムの実用化のために、当該プロトタイプ機に搭載する支援ソフトウェアを構築し、ユーザビリティの向上を図る。また、結晶製造や精密鋳造など高温融体が関連する高付加価値製造プロセスの基盤を支える融体の熱物性データベースを整備・拡充する。
U.中間評価における評価項目
(1)統合プラットフォームの要求仕様書作成
 物性測定の業務分析が複雑かつ膨大で、まだ予定の70%程度の進み具合である。それに基づくプラットフォームの要求仕様書の完成度も約70%である。
(2)統合プラットフォームに必要な各シミュレーションシステム群の開発
 金属別最適コイルデザインシステムおよび静磁場強度決定用シミュレーションシステムの開発は終了したが、表面張力解析シミュレーションシステムは現在開発中である。
V.評 価
 本テーマは、機器開発プログラム「超高温熱物性計測システムの開発」により開発されたプロトタイプ機による熱物性測定および解析を簡便化するためのソフトウェア開発を目的としている。当初、チーム内にソフトウェア工学の専門家が参画していなかったため、非常に複雑な測定操作の業務分析が進まず、プラットフォームの開発が予定より遅れ、まだ要求分析段階である。新たにソフトウェアの専門家および企業を参画させ、開発体制を立て直したが、今後は、開発目標を絞込み、現実的な目標を設定した上で、本装置が早期に実用化・共用できるように、効率的・効果的に開発を推進すべきである[B]。


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