① 予算：１課題当たりの直接経費は平均年間1千万円程度を目途とします。
内訳として
＜研究開発等の委託費＞（研究開発委託費として大学等に支出。間接経費は別途手配。）
　・ＪＳＴ起業研究員の人件費　４５０万円程度（社会保険の事業主負担分は別途加算する。）
　・研究開発費等　平均３００万円程度（１００〜５００万円。市場調査、特許調査、起業セミナー参加費を含む。）
　・リサーチアシスタント（ＲＡ）　１名分の経費　２００万円程度（社会保険の事業主負担分が必要な場合はその分を別途加算する。）

＜起業支援業務の委託費＞（業務委託費として起業支援組織に支出。一般管理費は別途手配）
　・起業支援経費等　１００万円未満
を想定しています。

② 予定採択課題数：５〜１５課題程度（採択課題の内容により変動。）

① 設備備品費
　「設備備品費」とは、研究開発を遂行するための、設備（機械・装置）・物品等の購入、製造、改造、又は据付等に必要な経費です。
　なお、この研究開発費は、単なる研究開発設備の購入を目的としたものではないので、設備備品費は、原則として、各年度の研究開発費の額の３分の２を超えることはできません。

② 消耗品費
　「消耗品費」とは、研究開発を遂行するための、原材料、消耗品、消耗器材、薬品類等の調達に必要な経費です。

③ 旅費・交通費
　「旅費・交通費」とは、研究開発を遂行するための、試料収集、打合せ、各種調査、講習会への参加、成果発表等の実施に必要な旅費、交通費、滞在費で、ＪＳＴ起業研究員、ＲＡ、分担開発者を対象とします。ＪＳＴ起業研究員、ＲＡ、分担開発者以外の者でも、ＪＳＴ起業研究員の依頼に基づく場合は、旅費・交通費を支出できます。

④ 人件費・謝金
　「人件費」とは、ＪＳＴ起業研究員、ＲＡの雇用等に要する経費を指します。
　「謝金」とは、研究開発等を実施するために必要であり、臨時的に発生する役務の提供などの協力を得た人への謝礼に必要な経費です。起業に関する専門家への相談料などを含みます。
　 また、ＲＡを雇用するのではなく、委嘱して謝金を支払うことも可能です。
　なお、本事業においては、分担開発者の人件費は対象外で、謝金も支払うことはできません。

⑤ 再委託費
　「再委託費」とは、研究開発を遂行するための、研究開発の本質を成す業務の一部や請負的な業務を他の機関等に再委託するために必要な経費です。研究開発の核となる業務を再委託すると、本事業の対象要件に該当しなくなりますので､再委託内容については十分検討してください。
　なお、再委託費には、市場調査、特許調査、文献調査などに必要な委託費も含みます。

⑥ その他
　「その他」とは、当該研究開発を遂行するための経費で他の費目に該当せずかつ個別把握可能な経費です。
　（例：講習会参加費、印刷費、通信費、運搬費、会議費（会場借料等）、設備貸借料（リース又はレンタル料）、機器修理代、研究成果発表費用、学会参加費用　等）

① 建物等施設の建設、不動産取得に関する経費（但し、購入した設備備品の据付費（軽微なもの）については、支出することができます。）

② 分担開発者として研究開発に参画する者の人件費は支出することはできません。

③ 研究開発の期間中に発生した事故・災害の処理のための経費

④ その他（当該研究開発の実施に関連のない経費等）

①旅費・交通費
　「旅費・交通費」とは、起業支援を遂行するための各種調査、打合せ等の実施に必要な旅費、交通費、滞在費です。

②人件費・謝金
　「人件費」とは、起業支援組織における起業支援業務の担当者、インキュベーション・マネージャー等の雇用に要する経費の一部です。ＪＳＴ起業研究員への支援に従事した分のみが対象となりますので、適切なエフォート管理を行う必要があります。
　「謝金」とは、起業支援を遂行するため必要な臨時的な役務の提供など協力を得た人に対する謝礼に必要な経費です。

③その他
　「その他」とは、当該起業支援業務を遂行するための経費で他の費目に該当せずかつ個別把握可能な経費です。
　（例：起業支援組織が所有する施設・設備使用料、印刷費、通信費、運搬費、会議費（会場借料等）、　等）