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プロジェクト現場から

「科学技術イノベーション政策のための科学 研究開発プログラム」 第3回国際ワークショップ
“ Technology Assessment: A Stable Solution or Only Relevant Under Pressure? ”
(2014年7月11日)開催報告

 第3回目の国際ワークショップを開催しました(当日のプログラム)。今回はドイツのカールスルーエ工科大学(KIT)のテクノロジーアセスメント研究所(ITAS)からの研究交流の申し出に応える形で、テクノロジーアセスメント(TA)に焦点を当てた議論が行なわれました。本プロジェクトから関連する研究のいくつかの紹介が行なわれました。

 本来、テクノロジーアセスメントは、科学技術のもたらす正の側面と負の側面を、副次的影響を含めて総合的に分析することを指し、副次的影響には経済・環境・倫理・法・文化など社会に及ぼす広い影響が含まれます。したがって、テクノロジーアセスメントは、「科学技術イノベーション政策のための科学」では欠くことのできない検討要素のひとつと考えられます。しかし、日本ではその意味が矮小化されてきた経緯があり、現在では欧米の議論とはかけ離れ、取り組む研究者も非常に少なくなっています。

 日本側のプロジェクトメンバーからも、日本におけるテクノロジーアセスメントの意味が欧米とはかなり異なっていること、その結果、十分なアセスメントが行なわれていないことが指摘されました。一方、これまでより広い視点や方法論からのアセスメントのイメージについても、いくつかの提案がなされました。欧州の研究者からは、「中立な立場からのアセスメントが重要」との認識が示されました。

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