研究開発プロジェクト名
「親密圏内事案への警察の介入過程の見える化による多機関連携の推進」
研究代表者
田村 正博(京都産業大学 社会安全・警察学研究所 所長)
研究開発期間
平成27(2015)年度~平成30(2018)年度
報告書
領域・プログラムWebサイト
研究開発プロジェクト名
「親密圏内事案への警察の介入過程の見える化による多機関連携の推進」
研究代表者
田村 正博(京都産業大学 社会安全・警察学研究所 所長)
研究開発期間
平成27(2015)年度~平成30(2018)年度
報告書
領域・プログラムWebサイト
児童虐待の事件が報道されるたびに、「児童相談所と警察との連携はどうなっていたのか」と騒がれます。 田村プロジェクトでは2015年から、児童相談所(以下、「児相」)をはじめとする関連組織の「警察との連携強化」をよりスムーズなものとする、ハンドブックづくりに取り組んできました。警察側と、連携を試みる側、双方の実態に即した内容を、緻密な調査・整理・分析・考察に基づき集約。冊子は2019年7月現在、全国の児相に5冊ずつ配布され、WEB版も無料公開しています。
たとえば、こんな疑問や不安はありませんか?
「些細なことで警察に通報しても、来てくれないのでは」
「警察に知らせたら、事件にされてしまって取りかえしがつかない」
「警察は遠慮がないし、やたらと急かされる。やっぱり忙しいから?」
「子どもへの聞き取りで、子どもがますます傷つくのでは」
「『事件』になっても、誰も得しない。被害者がイヤな思いをするだけ」
「関係者なのに、情報を教えてもらえないのは納得できない」
ハンドブックは「なぜ、そうなるの?」という問いに具体的に答えます。
警察の組織、体制、考えかたや、児童虐待に対し「事件として介入」する際の判断、捜査の流れ、報道への対処、警察に期待できる対応や留意点など、疑問や不安を解消する答えとヒントがぎっしり詰まっています。
たとえば、ハンドブック内に詳細が記載されていますが、児相職員への暴行や脅迫は「公務執行妨害」にあたります。通報すれば警察官が複数駆けつけるほどの罪状ですので、どうぞ「迷わず」通報してください。