アドバイザー
竹島 正
川崎市 健康福祉局 障害保健福祉部
担当部長
精神保健福祉センター所長事務取扱
領域への抱負・期待
WHO(世界保健機関)は、精神保健を「個人が、自己の能力を実感し、生活上の通常のストレスに対処でき、生産的に働き、その所属するコミュニティに貢献できる状態」と定義しています。援助希求の多様性、特に社会資源やひとのつながりをうまく利用できないことの背景にはしばしば精神保健の問題が存在するのですが、そのことはあまり理解されていません。この領域を通して、精神保健の観点を含めた、より普遍性と実効性の高い社会政策が提案され、社会実装されることを期待します。
略歴 |
- 1980年
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自治医科大学卒業
- 1981年
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国立公衆衛生院専門課程修了
- 1981年
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高知県本山保健所、室戸保健所、精神保健センターにおいて地域保健・地域精神保健に従事
- 1997年
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国立精神・神経センター精神保健研究所精神保健計画部長
- 2006年
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同研究所自殺予防総合対策センター長併任
- 2015年
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川崎市健康福祉局障害保健福祉部担当部長
- 2015年
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一般社団法人全国精神保健福祉連絡協議会会長
- 2016年
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川崎市精神保健福祉センター所長事務取扱
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専門分野・関心分野 |
精神保健、自殺予防。精神保健の問題は、社会生活へのインパクトが大きく、障害者福祉に限らず、母子保健、児童福祉、教育、雇用、福祉などを含めた社会保障制度全体に大きく影響します。精神保健を横串に、さまざまな領域をつなぎ、互いに学び合う取組を続けています。
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著書・論文 |
- 『精神保健マニュアル第4版』(吉川武彦との共著)南山堂、2012年
- Tachimori H, Takeshima T, Kono T, Akazawa M, Zhao X “Statistical aspects of psychiatric inpatient care in Japan: Based on a comprehensive nationwide survey of psychiatric hospitals conducted from 1996 to 2012,” Psychiatry Clin Neurosci, 69(9),2015,pp.512-22
- Takeshima T, Yamauchi T, Inagaki M, Kodaka M, Matsumoto T, Kawano K, Katsumata Y, Fujimori M, Hisanaga A, Takahashi Y “Suicide prevention strategies in Japan: A 15-year review (1998-2013),” Journal of Public Health Policy, 36(1), 2015,pp.52-66
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リンク |
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