自律機械と市民をつなぐ責任概念の策定

研究代表者
松浦 和也
所属
東洋大学文学部
役職
教授
研究開発期間
平成29年10月~令和3年3月

プロジェクトの概要

人工知能を搭載した自律機械の社会実装が現実味を帯びつつある中、社会的不安も同時に発生している。その種の不安が発生する理由のひとつは自律機械が起こした事故や、生み出した被害への責任の帰属先が不明瞭であることによる。

この不安を軽減するための手段として、本プロジェクトは、自律機械が実装された社会の中でも説得力を持つような責任概念を提案する。自律機械が社会になじむには、自律機械の社会的位置づけが、非専門家たる市民にも納得できるように、歴史的・文化的背景からも説明されなければならない。そのためには、現在の技術的・社会的状況を踏まえつつも、「自律機械が人間と対等と見なされるためには何が必要か」という問い―この問いは「人間とは何か」の裏返しである―を人類が積み上げてきた人文学的知見に投影する哲学的考察が必要である。そして、この考察に基づき、自律機械と市民をつなぐ新たな責任概念の策定を目指す。

実施者

松浦和也(代表者)

東洋大学文学部

教授

伊多波宗周

京都外国語大学外国語学部

准教授

今村健一郎

愛知教育大学教育学部

准教授

岡田大助

江戸川大学基礎・教養教育センター

准教授

加藤隆宏

東京大学大学院人文社会系研究科

准教授

八重樫徹

広島工業大学工学部

准教授

山蔦真之

名古屋商科大学国際学部

准教授

西野順二

電気通信大学大学院情報理工学研究科

助教

ジメネス フェリックス

名古屋大学大学院工学研究科

助教

松葉育雄

秀明大学看護学部

教授

松吉俊

電気通信大学大学院情報理工学研究科

助教

荒井弘毅

共立女子大学 ビジネス学部

教授

荒井明子

秀明大学学校教師学部

准教授

磯部裕幸

秀明大学学校教師学部

准教授

宇佐美誠

京都大学大学院地球環境学堂

教授

中園長新

秀明大学学校教師学部

専任講師

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