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STI for SDGs(持続可能な開発目標達成のための科学技術イノベーション)についての日本アフリカ大臣対話

2019年08月28日

アフリカの開発をテーマとした日本政府主導の国際会議「TICAD (Tokyo International Conference on African Development)」 の第7回目の会議(TICAD Ⅶ)が8月28日(水)~30日(金)横浜にて開催されました。

28日の開幕に先立ち、アフリカ諸国の科学技術関係大臣を招いて、文部科学省主催、JST、日本学術振興会(JSPS)、日本医療研究開発機構(AMED)及び国際協力機構(JICA)の共催により公式サイドイベント「STI for SDGs(持続可能な開発目標達成のための科学技術イノベーション)についての日本アフリカ大臣対話」が同日ヨコハマ グランドインターコンチネンタルホテルにて開催され、JSTからは濵口理事長、中村顧問が登壇しました。

柴山文部科学大臣やアフリカ連合アグボール委員、南アフリカやエジプト等のアフリカ諸国の大臣の他、岸輝雄外務大臣科学技術顧問等が出席する中、STI for SDGsに関する動向・政策の紹介や、寄生植物(ストライガ)対策・マラリア対策などの日アフリカ科学技術協力の好事例の共有などがなされました。

濵口理事長は、南アフリカ国立研究財団CEOのモラポ・コベラ氏と共同で、日本と南アフリカを中核としたアフリカ諸国とのイコールパートナーシップに基づく新たな多国間国際共同研究支援プログラム「AJ-CORE:African-Japan Collaborative Research」の立ち上げについて発表を行いました。

この多国間国際共同研究支援プログラムでは、日・アフリカ双方からの多様なステークホルダーの参画により、科学技術を用いた社会課題の解決に資するとともに、SDGs達成に貢献することを目指します。また国連10人委員会メンバーでもある中村顧問はSDGs達成のための、デジタル技術等の科学技術の活用やロードマップ実装などにおける国際連携推進の重要性について発表を行いました。