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第2回「若手トップサイエンティストと考える新しい社会のデザイン-さきがけコンバージェンス・キャンプ」開催報告

2019年09月09日

戦略的創造研究推進事業(さきがけ)

https://www.jst.go.jp/kisoken/presto/index.html

未来社会デザイン・オープンプラットフォーム(CHANCE)

https://chance-network.jp/

研究者が分野を超え共通のゴールを見据えて連携し、環境問題や高齢化など、より大きなスケールの社会的課題に挑む「コンバージェンス研究」。近年、日本で新たな基礎研究の萌芽を促すためにも重要になっています。これが発展していくには、多様な視点が交わり新たな発想が生まれる場が必要です。
若手の基礎研究を支援するプログラム「さきがけ」では、コンバージェンス研究へつながる発想を得ることを目指し、「若手トップサイエンティストと考える新しい社会のデザイン-さきがけコンバージェンス・キャンプ」を開催しています。産官学民が連携する、未来社会デザイン・オープンプラットフォーム(CHANCE)構想と連動した取り組みとして企画されました。

5月に開かれた第2回目には、23の企業、団体から38人が参加。さきがけ研究者7人が「植物の魅惑的な生殖世界」「大気汚染と脳疾患の関連をひもとく」などテーマ を提供した後、参加者は関心を抱いた研究者のテーブルへ移り、その研究がもたらす未来について異業種、異分野のさまざまな視点からオープンに語り合いました。
研究者からは「今まで考えたこともなかった分野で自分の研究が生かせることに気が付いた」、企業からは「研究者と『混ざる』ことが画期的で価値があった」など、参加者には多くの気付きがあったようです。これをきっかけにした、 コンバージェンス研究への展開が期待されます。

詳細はこちら(CHANCEホームページ内)
https://chance-network.jp/doc/2nd_sakigake-cc_report.pdf