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「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域
トークイベント&ワークショップ「ドメスティック・バイオレンスと、いま、どう向き合うか」を開催しました
2017年02月12日(日)

社会技術研究開発センター http://ristex.jst.go.jp/


山田肇領域総括による挨拶

玄 秀盛氏
(公益社団法人日本駆け込み寺 代表)

社会技術研究開発センター(RISTEX)「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域(領域総括:山田肇 東洋大学 教授)は、ドメスティック・バイオレンス(DV)、児童虐待、高齢者の孤独死や家庭内事故、ネットいじめに関連した自殺といった、外部から発見しづらい空間で起きる事件・事故の予防や早期発見を目的として研究開発を推進しています。

2月12日(日)、本領域ではトークイベント&ワークショップ「ドメスティック・バイオレンスと、いま、どう向き合うか」を開催しました。

前半のトークイベントはゲストとして玄 秀盛氏(公益社団法人日本駆け込み寺 代表)を招き、石井 光太氏(領域アドバイザー/作家)を聞き手として、親密な関係における暴力の被害者・加害者と日々向き合う日本駆け込み寺での取り組みをうかがいました。DVがなぜ起きるかといった原因や、被害者・加害者への支援における現在の問題点をお話いただき、質疑応答では現場での具体的なアドバイスを求める声がきかれるなど、70名程度の参加者より熱心な質疑が寄せられました。

後半のワークショップでは、研究者民間団体や自治体の支援者約40名が集い、現状の課題をブレストしながら、DVの早期発見・介入に向けて、いま、どのようなプロジェクトを立ち上げることが重要か、活発な議論と情報交換がなされました。

最後に山田領域総括より、DV問題の予防と低減に向けた研究開発の重要性が確認されると共に、H29年度に予定されている公募への提案応募の期待が述べられました。

  • 「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」研究開発領域
  • http://ristex.jst.go.jp/pp/
    ~助けての声をひろいあげたい―公と私をつなげるサイエンス―~


トークイベントの様子