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産学共創基礎基盤研究プログラム「産学共創の場」(テラヘルツ)を開催
2015年10月23日~24日 浜名湖かんざんじ荘 多目的ホール

研究成果展開事業 産学共創基礎基盤研究プログラム https://www.jst.go.jp/kyousou/

2015年10月23日~24日に産学共創基礎基盤研究プログラム「産学共創の場」(テラヘルツ**)を開催いたしました。「産学共創の場」とは、産業界と学界が一堂に会し、技術テーマ*の解決に向けて意見交換する場です。このような場を設け、産学が一体となって技術テーマの解決に取り組むことは、本プログラムの大きな特長の一つです。

今回は平成27年度の新規採択課題の研究メンバーが新たに加わり、研究計画を発表していただき、産業界からいただいたご意見・要望をふまえて研究の方向性を議論しました。

また既存課題については、テラヘルツ波の発生・検出器、及び分光解析・イメージングへの応用などについて進捗、成果、達成状況を報告いただくととともに、産業界との共同研究の展開などを報告していただきました。

これら既存課題については、テラヘルツならではの応用や競合技術に対する優位性などの観点を重視した議論が進められました。また、今回は情報通信研究機構(NICT) 未来ICT研究所 所長、寶迫巌氏から「NICTにおけるテラヘルツ技術研究開発の方向性・社会実装の考え方」について特別講演をいただき、テラヘルツ技術の展望について理解をより深めることができました。

総勢32名の参加者が、技術テーマ運営責任者である伊藤POのオーガナイズのもと、1泊2日の合宿形式で夜遅くまで、活発に意見交換しました。

今後も、テラヘルツ波ならではの応用分野の開拓や産業界への貢献をめざして、「産学共創の場」が有意義で価値ある場となるように、多様な形で運営していきます。

(*)技術テーマ:産業界共通の技術的課題で、解決のためには大学・公的研究機関などの基礎的な研究が必要なもの
(**)「テラヘルツ」:「テラヘルツ波新時代を切り拓く革新的基盤技術の創出」の略称