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産学共創基礎基盤研究プログラム 公開シンポジウム(ヘテロ構造制御)を開催
2014年9月25日 名古屋大学・東山キャンパス

平成26年9月25日(木)に名古屋大学東山キャンパスにおいて「ヘテロ構造制御」の公開シンポジウムが開催されました。これは、産学共創基礎基盤研究プログラムとしては、誰でも自由に聴講可能な「産学共創の場」という位置付けで、(一社)日本鉄鋼協会秋季講演大会に合わせての開催でした。当日は、あいにく市営地下鉄東山線の名古屋駅構内が冠水し、東山線の一部が不通になるという災難に見舞われましたが、参加者は、迂回路線や別の交通機関を使って来て下さり、予定通り9時30分に開会することができました。

発表内容の詳細についてはプログラムの通りですが、それぞれの研究代表者からの報告は、いずれも着実な研究の進展がうかがえるもので、大変密度の濃い質疑応答が活発に行われました。特筆すべきことは現在継続中の課題6件に加えて、昨年度までに終了した課題5件の研究代表者が、その後の研究の発展についてご報告下さったことです。それらには、新たな指導原理が構築されつつある研究、産学連携へと至った研究、あるいは新規の大型プロジェクトへと発展した研究など、本プログラムが理想とする展開が見られました。何の義務もない既終了課題の研究者の方々が、いわば卒業生としてシンポジウムに参加し発表して下さったことは、POにとって非常に有り難く、また嬉しいことでした。朝から夕方までのシンポジウムでしたが、発表者、聴講者を合計した参加者は200名近くに上り盛況でした。

なお、9月12日に決定されたばかりの平成26年度新規採択課題3件については、ご無理をお願いして、研究代表者に数分ずつで研究の紹介をしていただきました。この3課題に対するキックオフ産学共創の場は10月24日に開催予定です。

最後になりましたが、快く座長をお引き受け下さった、潮田、稲積、相浦の各アドバイザー、並びに開催の準備や当日の受付などで大変お世話になった日本鉄鋼協会事務局の皆様に、心から厚く御礼申し上げます。