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中村理事長のブラジル訪問とサンパウロ州研究財団との覚書締結
ブラジル・サンパウロ

JSTの中村道治理事長は、安倍晋三総理大臣の中南米歴訪の最終目的地であるブラジルを、安倍総理の訪伯に合わせ訪問しました。

8月1日にブラジリアで経団連主催のブラジル経済界との意見交換会に出席した後、カンポリーナ科学技術大臣、パイン教育大臣、オリーバ国家科学技術開発審議会(CNPq)理事長、ギマラエンス高等教育支援評価機構(CAPES)理事長らと面談し、両国の科学技術協力促進のための方策について話し合いました。オリーバCNPq理事長との意見交換においては、「バイオマス・バイオテクノロジー」分野で既に協力を行っている戦略的国際科学技術協力推進事業を引き続き推進していくことを約束しました。

8月2日には、サンパウロにおいて開催された「日本・ブラジル・ビジネスフォーラム」に参加し、安倍総理及びアルキミン・サンパウロ州知事立ち会いのもと、サンパウロ州研究財団(FAPESP)との間で包括的な協力に係る覚書を締結しました。この覚書締結は、両国の科学技術協力がさらに促進されることへの期待感をもって受け止められ、両国首脳が発した共同声明においても言及されました。FAPESPはサンパウロ州が誇る自然科学・人文科学全般に対し支援を行うブラジル最大規模のファンディングエージェンシーであり、今回の覚書締結により、JSTはサンパウロ州との間で幅広い科学技術協力を行っていくこととしています。

世界最大の日系人社会を有し歴史的に近しい関係にあるブラジルと日本との間の科学技術協力を拡大し、両国に発展をもたらすため、JSTは科学技術イノベーション分野において両国のさらなる関係強化に貢献していきます。